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後半は怒涛のゴール祭り…鹿児島が“デビュー戦”でJ2初勝利!徳島との乱打戦制す

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MF中原秀人が2ゴール

[2.24 J2第1節 鹿児島4-3徳島 白波スタ]

 2019シーズンのJ2リーグが24日に開幕した。白波スタジアムではJ2初昇格の鹿児島ユナイテッドFCと、昨季11位の徳島ヴォルティスが対戦し、鹿児島が4-3で勝った。

 昨季、J3リーグ2位で設立5年目にして初昇格を決めた鹿児島。J2初陣にDFウイリアン(←大分)とDF堤俊輔(←福岡)、DF砂森和也(←沼津)、MF酒本憲幸(←C大阪)、FW韓勇太(←松本)と新戦力5人を起用した。

 対するリカルド・ロドリゲス体制3年目の徳島も新戦力5人を先発に含め、GK永井堅梧(←松本)とDF田向泰輝(←水戸)、DFヨルディ・バイス(←長崎)、MF清武功暉(←千葉)、MF鈴木徳真(←筑波大)を起用している。

 雨の中、立ち上がりは徳島がボールを保持し、的確につないでゴールに迫った。一方の鹿児島は、カウンター攻撃で応戦。前半14分、MF中原優生のパスを受けたMF藤澤典隆がPA左から左足シュートを放つ。これはGK永井に防がれ、24分にもカウンターから中原優が左足で鋭いシュートを放つが、わずかに枠を外れた。

 鹿児島は前半35分にアクシデント発生。DF田中奏一が怪我によりDF赤尾公との交代を余儀なくされた。38分には徳島に決定機。左サイドから田向が低くて早いクロスを供給すると、ゴール前に詰めた清武が右足で合わせる。しかし、ボールはわずかにゴール上に外れ、清武は悔しさを露わにした。

 前半はスコアレスで終了。均衡は後半の立ち上がりに破れた。鹿児島は後半6分、自陣からMF中原秀人が相手DFの背後にパスを送ると、韓勇太が反応。PA外まで飛び出したGK永井をかわし、冷静に右足で流し込んで先制のゴールネットを揺らした。

 1点ビハインドとなった徳島は後半13分、MF表原玄太とデビュー戦となった鈴木徳を下げ、MF野村直輝とFW押谷祐樹を投入。攻勢を強めると、16分に狩野がPA左から柔らかいクロスを入れ、押谷がヘディングシュートを放つ。これはGKアン・ジュンスに止められ、こぼれ球に清武が反応するも、再びGKアン・ジュンスに阻まれてチャンスを逃した。

 すると、後半20分だった。鹿児島は左サイドから砂森がクロスを上げ、中原秀が頭でそらし、詰めていた韓勇太がGK永井と接触。こぼれたボールを中原秀が無人のゴールに押し込み、2-0と突き放した。

 だが、ここから徳島が猛反撃。後半33分、敵陣中央でインターセプトしたDFヨルディ・バイスがそのまま右足一閃。鮮やかなミドルシュートがゴール右隅に突き刺さり、1点を返す。さらに35分、右CKから狩野がクロスを入れ、途中出場のFW岸本武流がダイビングヘッドを決め、あっという間に同点に追いついた。

 それでも鹿児島は後半38分、MF藤澤典隆がペナルティーアーク手前から右足を振り抜くと、コントロールショットをゴール右隅に突き刺して3-2。鹿児島が勝ち越すも、直後の40分にPA内でキープした押谷が落としたボールを清武が右足シュートを流し込み、徳島がすぐに追いついた。

 激動の後半となったが、決勝点はアディショナルタイムに生まれた。後半アディショナルタイム1分、左サイドの裏でパスを受けた砂森が左足でクロスを供給すると、ニアに走り込んだMF野嶽惇也がつぶれ、中央に流れたボールを中原秀が右足インサイドで決め、4-3。鹿児島が乱打戦を制して、J2デビュー戦で記念すべき初勝利を飾った。

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