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[MOM2812]宮崎日大FW川野寛登(2年)_九州新人不在の大型FWが一際目立つプレー

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宮崎日大高は期待の大型FW川野寛登が存在感を放った

[3.3 交流試合 宮崎日大高 1-0 長崎総合科学大附高 宮崎日大高第2G]

 宮崎県新人大会は十分な結果を残せず、九州新人大会は体調不良のために登録メンバーから外れていた。だが、宮崎日大高の南光太監督が「裏の抜け出しや左右両足で蹴れる特長がある。そして走れるんですよ」という184cmFW川野寛登(2年)が濡れたピッチで大きな存在感。決勝点も演出した。

 この日の長崎総合科学大附高戦は、宮崎日大第2グラウンドの“人工芝グラウンド完成記念試合”。学校関係者や協賛企業、保護者など多くの観衆が試合を観戦していた。そのために「最初は緊張していた」という川野だが、すぐに慣れると、ところどころ水たまりもあったピッチで一際目立つプレーを続けていた。

 距離を一気に詰めてくる相手DFを切り返し、キックフェイントなどでかわして前進。懐の深いボールキープとパス、スペースへの抜け出しで攻撃の中心になっていた。「結構ああいう(ボールホルダーに飛び込んでくる)チームになったら相手の動きを活かせるから、それを利用してから切り返しとかでかわしたりしていました」という川野は、前半20分にビッグプレーを見せる。

 右コーナー近くでボールを受けると、「あそこら辺でドリブルされたら、DFも必死で来るからかわせるかなと思った」と巧みな切り返しを交えた突破でDFを1人、2人とかわしてゴール前へ。さらに1人をかわそうとしたところで止められたものの、こぼれ球を拾ったFW櫻田優樹(1年)が左足で先制点を流し込んだ。

 川野はこの後もプレッシャーの中で余裕を感じさせるようなプレーを継続。守勢の時間が続いた後半の13分までのプレーとなったが、前半に関しては全国トップレベルの強豪校相手に印象的な活躍をしてのけた。昨年は守備に課題を残して出場機会を伸ばせず、新人戦は不甲斐ない結果に。それでも、新人戦後に復帰してきたFWは「復帰してからはコーチにもうちょっと下がらないで前でプレーした方が良いよと言われてからそれを意識してプレーしていました」。強豪相手でも自分の良さを発揮する時間を増やし、手応えを感じている。

 本人は駆け引きの部分や1対1での突破力がまだ足りないと感じている。ただし、南監督は「まだ自分の中で制御している」と分析するだけに、リミットを振り切って全開になった際のプレーが楽しみだ。

 憧れは日本代表FW大迫勇也。「高校の時から圧倒的な実力だったので。できるならば、あのような選手になることを目指していきたいです」。期待の大型FWが完成した人工芝グラウンドでより技術、判断力を磨き、“半端ない”存在になる。

(取材・文 吉田太郎)

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