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“因縁マッチ”制したコロンビア指揮官「日本と試合できてありがたかったのは…」

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ゴールを喜ぶコロンビアの選手たち

[3.22 キリンチャレンジ杯 日本0-1コロンビア 日産ス]

 因縁づくめの一戦を1-0で勝利したコロンビア代表カルロス・ケイロス監督はキリンチャレンジカップの試合後、日本代表の選手たちへのリスペクトを口にしつつ、新体制初陣を「前半は集中力が高く組織的にできたし、後半はリードをとって勝つことができた。監督として満足している」と総括した。

 コロンビアは昨年夏のロシアW杯で日本代表と対戦。前半立ち上がりに退場者を出しながらも奮戦したが、1-2で敗れた。そんな南米の強豪は、アジア杯準決勝で日本に0-3で敗れたイラン代表からケイロス監督を招聘。リベンジを期する国を、同じ思いを抱えた指揮官が率いるという、まさに因縁づくめの一戦だった。

 そんな中、ケイロス監督は対戦相手の分析を入念に行っていたという。

「日本チームをよく分析してきて、日本の特長や強さをよく分かっていた。アジリティとスピードと技術レベルがものすごく高いと知っていた」。

 そういった相手に対し、ゲームプランは明確。「日本は縦パスが多いので、前半は仕事をさせない」という入りを迎え、後半は「日本が精神的にフラストレーションがたまってきたタイミングで裏のスペースを狙ったり、突破したりして攻撃的に出る」という狙いを共有していた。

「1チームだけでやっているわけではないので、ゲームの展開がどうなるかは分からない。ダンスに例えれば、音楽どおりにダンスをしないといけない状況なので、全て予想どおりにいったかと言うとそうではない。それは日本がそうさせなかったのもある」。

 改善の余地はあるというが、おおむね理想どおりの試合展開。指揮官は「W杯では10人で日本とやらなきゃいけないこともあったし、日本は強いチームでボールコントロールもゲームの質も高い。油断してはいけない中で、こういった戦いをしてくれて良かった」と前向きに語った。

 これが指揮官にとってコロンビアでの初陣。選手たちの振る舞いにも感銘を受けたようだ。

「前半は選手全員が与えられた仕事をしっかりやろうとしすぎ、自由にサッカーができなかった。ただ南米でサッカーをやるのと対日本でやるのとは違う。たとえば南米では左サイドを追いかけなくていい選手が今日は追いかけないといけないこともある。違う仕事を与えられながら一生懸命やってくれたことがすごく嬉しかった。その点に満足している」。

 また、日本のストロングポイントが構築途中のチームに良い影響を与えた部分もあったという。

「日本と試合ができてありがたかったのは、日本の中盤の技術レベルが高く、トラブルをいっぱい作ってくれる。今日一番感じたのは縦パスが入って、そこへのカバーリングが課題として見えた。ボールにプレッシャーをかけながら、後ろのスペースのカバーリングがうまくいったところと磨かないといけないところが見えた」。

 コロンビアにとって当面の目標は日本も参加することが決まっているコパ・アメリカ。因縁の一戦を経て、さらにレベルアップを期していく構えだ。

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