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[MOM2829]尚志FW染野唯月(3年)_プレミアデビュー戦でハット!! “半端ない”ストライカーが示した成長の証

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尚志高FW染野唯月

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.6 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 柏U-18 0-3 尚志高 AGFフィールド]

 3年生となっても、その勢いは止まらなかった。8年ぶりにプレミアリーグに復帰した尚志高のエースFW染野唯月(3年)は、自身にとってプレミアデビュー戦となった柏U-18戦で、圧巻のハットトリックを達成してチームを3-0の勝利へと導いた。

 まずは前半25分だった。ゴール前でFKの好機を得ると、MF小池陸斗(3年)とともにボールの前に立った。「自分が好きな角度で、決められると思ったので『蹴らせてくれ』と頼んだ」とキッカーを志願。ゆっくりと助走に入ると、右足から放った美しく力強い直接FKを沈めて先制点をもたらす。「アップのときに良いイメージができていたので狙いどおり。FKは一つの武器だし、決める自信はあった」と白い歯を見せた。

 そして、2点目と3点目では成長の証を示す。まずは後半34分、PA外でボールに反応するとヘディングで左サイドに展開。ここからが今までと違った。「今まではゴール前に入る回数が少なくて、そこを言われてきた。今日はパスを出した後にゴール前に入っていくことを意識した」とPA内へと走り込むと、MF菅野稜斗(2年)のクロスを滞空時間の長いヘディングで叩き込んで2点目を奪取。さらに同40分にはPA外でボールを受けると、「以前の自分だったらドリブルをしながらパスを考えてしまった」が、この日は違う。相手GKの動きを見極めて右足の狙いすましたシュートでネットを揺らし、ハットトリックを達成した。

「まずはシュートを考えてGKの逆を取れたと思う。ハットトリックできるとは思っていなかったけど、自分が点を取ってやろうという気持ちは誰よりも強いと思っていた」

 今冬の高校選手権では準決勝の青森山田戦でハットトリックを達成するなど5得点を奪い、単独とはいかなかったものの得点王に輝いた。大会期間中に「大迫(勇也)選手のようなプレーを見せて、僕も『半端ないって』って呼ばれたい」と答えていたストライカーは同大会で全国にその名を知らしめたが、伸びしろは十分。最上級生となって迎えた初の公式戦で、成長した姿をまざまざと見せつけた。

 新チームではキャプテンに任命されていたものの、高校選抜や年代別代表の活動によって「チームにいない時間が多く、チームの状況が把握できない」ことを一番の要因にFW山内大空(3年)へとキャプテンマークを受け渡した。しかし、「高校選抜や代表で学んだことをチームに少しずつ浸透させることが僕の役割。キャプテンを他の人に任せても仲間を鼓舞してやっていきたい」とチームの先頭に立っていく覚悟を示したように、今後も勝利をもたらすゴールを量産していく。

(取材・文 折戸岳彦)
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