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“鼻血”抑えてPKストップ…琉球GKカルバハル「責任を持ってやらないと」

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鼻血を止め、勝利を喜ぶ琉球GKカルバハル

[4.13 J2第9節 東京V1-1琉球 味スタ]

 FC琉球GKカルバハルは0-1で迎えた後半24分、FW林陵平のペナルティキックを横っ飛びでセーブした。直前のファウルシーンでは相手の膝が顔面に当たり、鼻から出血するアクシデントもあったが、途中退場の選択はせず。気迫で痛みを乗り越え、終了間際の同点劇を演出した。

 試合後、ミックスゾーンに現れたコスタリカ出身GKの顔には、小さな血痕が至るところに残されていた。「チームのために責任を持ってやらないといけない。外れずに出続けることが大事だった」。接触シーンでは約4分間の中断があり、PKストップ後も再出血に見舞われたが、痛みに負けずフィールドに立ち続けた。

 PKストップの場面では「何も考えていなかった。蹴る瞬間まで待ったことで止められた」と無心だった。だが、このプレーに後押しされたチームは攻勢を強め、後半アディショナルタイム5分にMF上里一将が同点ゴールを奪取。同点劇に大きな貢献を果たした守護神は「諦めずに攻めないといけないということをPKで示せた」と胸を張った。

 アウェーでの勝ち点1には「東京Vは強いチームなので1ポイントを取れたのは良かった。負けないことが大事」と前向きに捉えたが、それは同じ昇格組ライバルとのビッグマッチを次節に控えているからこそ。「次の鹿児島戦がより大事になる。鹿児島戦では3ポイント取りたい」と敵地での一戦に必勝を誓った。

(取材・文 竹内達也)
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