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[Rookie League]昨年2位・帝京三の“闘将”CB安原、戦う姿勢は「どのチームよりもあると思います」

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帝京三高の“闘将”CB安原大洋主将

[4.28 Rookie League第2節 桐光学園高 1-0 帝京三高 時之栖うさぎ島G]

 闘将が黒星から巻き返すことを誓った。4月27日と28日に静岡県で2019 Rookie Leagueの第1節と第2節が集中開催された。帝京三高のCB安原大洋主将は、参加18チームの中で誰よりも声を発していたのではないかというほど熱いプレー。最終ラインからチームを鼓舞し、対戦相手を声で飲み込もうとする姿が特に印象的だった。

 その点を本人に問うと、「声だけではなくて、プレーでも目立てるようにこれから頑張りたい」と素直な感想。球際でも強さを発揮していたが、「失点は自分がマーク見れなくて、そこから失点してしまったので改善したいです」と1つのプレーが失点、0-1の敗戦に繋がったことを反省し、改善することを誓っていた。

 強みは1対1と球際の強さ、ロングボールの精度。「あと自分は声を出せるところが特長」と話す安原の憧れの存在は2018年限りで現役引退した元日本代表CB中澤佑二だ。「まずマリノスが好き。自分、キャプテンやっていて一番憧れている人が中澤佑二選手」という。声を出してチームを鼓舞することは意識して続けてきた。

 今年の帝京三は特別な速さなどがある訳ではない。その部分をコーチ陣からも指摘されているというが、安原は「戦う気持ちとかはどのチームよりもあると思います」と言い切る。安原やMF白鳥稜汰をはじめ、球際での最後の一歩が出ていた。そして大型左SB岩川アレクシス駿が空中戦で強さを発揮。1点を追う終盤、帝京三の選手たちは同点目指して気持ちのこもった攻撃を続けていた。

 昨年は過去最高の2位。その重圧、硬さもあった中でよく戦っていたが、安原は「最低でも引き分けれた試合で負けてしまった」と首を振る。今後はより勝利にこだわり、結果に繋げること。「(帝京三での目標は)まずは全国制覇すること、その中で自分たちは試合内容とかにこだわっていけたらいいと思います」という“闘将”中心に成長し、先輩たち以上の結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)

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