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“起用パターン”は期待の表れ? 福岡18歳MF北島「何か一つでも爪痕を…」

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得意のドリブルを見せるアビスパ福岡MF北島祐二

[5.11 J2第13節 東京V 3-2 福岡 味スタ]

 1点を追う後半43分、大事な3枚目の交代カードで投入されたのは18歳のルーキーだった。「この少ない時間で自分のすべきことを問われる出場の仕方」。アビスパ福岡MF北島祐二は大きな期待と責任を胸に、初めて立つアウェーのピッチに向かっていった。

 Jリーグデビューを飾ったJ2第9節・町田戦と同じ1点ビハインド。同じく3人目の交代選手として、最後の期待をかけられての起用だった。約1か月前、公式記録上5分間のプレータイムに悔いを残していた18歳は「そこで何か一つでも爪痕を残さないといけない立場」と自覚していた。

 それでもプロの壁は厚かった。「ボールを受けて縦に突破しようとしても、ディフェンスがカバーしていたし、縦には行けない状況だった」。ファーストプレーでは中央へのカットインを選択。しかし、最後のパスは相手の正面に向かってしまい、危機的なカウンターを招いた。

「中に行っても取られることが多かったし、点を取りにいかないといけないのにミスが多かった」。その後も持ち前の切れ味を生かしたドリブル突破を試みたものの、最後まで相手に脅威を与えることはできず。北島は試合後、自身の評価について「0点だった」ときっぱり述べた。

 昨季は育成組織の福岡U-18で副主将と10番を兼任し、今季からトップチームに昇格してきた有望株。最終盤でのジョーカー起用は期待の表れだ。実際にファビオ・ペッキア監督は試合後、公式会見の場でU-20W杯による選手不在の影響を問われると、唯一北島の名前を挙げて「持っている選手たちをフルに使いたい」と述べた。

 そんな期待を認識しつつ、北島は現状の課題と向き合っている。「自分のドリブルは良い時は良いけど、良い時と悪い時の差が大きい。悪い部分が試合に出ているので、良いところを持っていかないといけない」。重要な場面でチャンスを与えられている以上、日々のアピールには手応えもある。だが、それを実戦でぶつけられていない悔しさもある。

「試合のムードとか熱量に溶け込み、ゲームに入っていくのはたしかに難しい。ただ、ゲームに入れないと自分のプレーヤーとしての価値も上がらない。慣れていくのも大事」。ここまで2試合7分間。心に刻まれた悔しさを背に「パスアンドゴーと相手をはがす部分、それをゲームの中で出せるように準備したい」と闘志を燃やす。

(取材・文 竹内達也)

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