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[MOM2875]大成MF宮脇茂夫(3年)_攻守で快勝に貢献、中体連出身の技巧派レフティーは戦うボランチへ

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大成高の中盤で献身的な動きを見せたレフティーMF宮脇茂夫

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.19 インターハイ東京都1次予選2回戦 大成高 6-0 日大鶴ヶ丘高 実践学園高G]

 昨年から左足のキックで目立つ存在だったが、本当の強みは献身的な守備だ。大成高のMF宮脇茂夫(3年)はこの日、ボランチの位置で相手のパスコースを限定し、自陣コーナー付近へ戻ってのスライディングタックルも。コンビを組む攻撃的ボランチMF内田康介(3年)に攻撃面での良さを発揮させるため、宮脇はサポート役として80分間献身的に走り、集中した守備を続けていた。

 豊島裕介監督も「安定している」という宮脇のプレー。この日は左足の直接FKで相手ゴールを襲ったほか、内田へのピンポイントFKでアシストも記録した。相手が背後の対応を嫌がっていると感じてそのボールを多用していたが、左足を駆使してサイドに散らしたり、ゲームを落ち着かせたりする力も持つ。

 特に一発のある左足は魅力だが、三原台中(東京)時代は無名。大成には一般入試で入学してきたという。そのレフティーは「中学校は好きにやっていたけれど、高校入って変わりました。このチームに入って求められるところが守備で、それは自分に足りないところだと言われてきて、意識してきた」。守備を意識的に磨いてきた結果、むしろ献身的に戦うプレースタイルが強みになった。

 意識している選手の名も、“世界最高峰の守備的MF"と言われるフランス代表MFエンゴロ・カンテの名が真っ先に挙がるほど。ただし、左足のキックをより強力な武器にすることも常に考えている。自己評価はキックの精度も、種類も「もっともっとやれるかなと思っている」。

 現在は「凄く戦ってくれる」(内田)というプレーがチームの支えに。加えて、武器の左足をより向上させられれば、より相手の嫌がるプレーやチームを助けるプレーができるという考えだ。

 大成は昨年の選手権予選は決勝で敗れ、今年の関東大会予選もあと1勝というところで代表の座を逃している。それだけに、「関東予選が終わって、あとはインハイと選手権だけ。今、チームとしてはまずインハイで全国行こうとなっているので、今後は格上の相手になると思うんですけども、しっかり立ち向かって行けるようにしていきたい」。今度こそ東京予選突破へ、宮脇が中盤で誰よりもファイトし、ゴールに絡む動きも見せて勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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