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[MOM2879]関西大一FW百田真登(3年)_前線で抜群の存在感、朝5時半起きで続けてきた筋トレの成果発揮

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後半6分、PAへ侵入した関西大一高FW百田真登がPKを獲得する

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.26 インターハイ大阪府予選決勝L第1節 大阪桐蔭高 0-2 関西大一高 J-GREEN堺]

 獅子奮迅の働きだった。関西大一高のFW百田真登(3年)は試合開始直後に力強い突破で会場を沸かせたのをはじめ、パワフルなポストプレーや抜け出しといった強みを最大限に発揮。後半6分には相手CBと強引に入れ替わってPAへ侵入し、2点目に繋がるPKも獲得した。「きょうは点が獲れていたら自分の100パーセント」と振り返る充実のプレー。一際存在感を放つ70分間で、チームの決勝リーグ初戦勝利に貢献した。

「自分の理想は大迫勇也選手」と語る百田は一見、難しく映るようなボールが入ってきても収めてサイドへ展開。自身はすぐにゴール前に走り込んでヘディングシュートを放ち、また抜け出しから決定的なラストパスを通すシーンもあった。加えて、厳しいマークの中でのプレーだったにもかかわらず、空中戦で何度も勝利。本人は「まだ、その中で点獲れていないのが課題なので、そこをしっかり獲れるようになってホンモノだと思います」と抜け出しの質含めて満足していなかったが、今後も十分に対戦相手の脅威になりそうだ。

 百田はガンバ大阪門真ジュニアユース出身。力強い突破など1年時から注目されていたアタッカーは、身体が一回り大きくなり、より色々な局面で強みを発揮できるようになっている。これは、2年時に始めた筋力強化が功を奏しているようだ。

 芝中信雄監督は「自分の中で身体を強くすると、自覚を持ってやりだした」と説明。百田も「相手を手で抑えられますし、あと当たり負けしないです。『自分の代になった時に筋トレしてなくて負けんのは悔しいやろ』と先生に言われて、そこから1年間、朝5時半に起きてそこから学校に行ってとやっているんですけれども、やっていて良かったなと思います」と進化を実感していた。この日は指揮官をも驚かせるプレー。将来へ向けて、地道に取り組んできた努力の成果をピッチで表現している。

 目標は「プロで活躍することなので。そこは一番の目標としてやっています」。大阪を突破し、多くの関係者に見てもらう機会を作ることができるか。まずはチームの勝利のことだけを考えて全国へ。「ここまで来て負けたら何の意味もないし、1位になって全国行くからこそ意味があると思っているので、チームで全国目指せるように、また自分が力になれるように、あと2試合全力でやっていきたいと思っています」。前線で大暴れしてあと2勝に貢献し、関西大一が目指す“下剋上”の立て役者になる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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