ブラジル国内で一般の人々に対してコパ・アメリカに関するアンケート調査を行ったところ、意外な結果が得られたという。

　チリのメディア『ラ・ナシオン』によると、ブラジルの調査機関が6月4日から6日にかけて、16歳以上の一般の人々2071人に対する電話アンケートを実施。「ブラジルはコパ・アメリカでの優勝候補だと思うか」という質問に対しては、なんと46パーセントが「そう思わない」と回答。「そう思う」は39.6パーセント、「分からない・無回答」は14.4パーセントで、ブラジル国民の半数近くがブラジルを優勝候補とはみなしていないという結果が出てしまった。

　アンケートを実施した時期はちょうどFWネイマールの女性スキャンダル問題に揺れていた頃で、最終日にあたる6日には、そのネイマールがカタールとのテストマッチでの負傷によってコパ・アメリカを欠場することが発表されている。そのような状況がアンケート結果に影響を与えたことは想像に難くない。

　また、「コパ・アメリカに興味・関心はあるか」という問いに対しては、「少しだけ関心がある」、「全く関心がない」という回答の合計が70パーセントに達しており、「興味がある」は23.7パーセント、「ものすごく興味がある」は3.4パーセントという結果だった。

　開幕前は国民の関心が低かったようだが、ブラジル代表はオープニングゲームでボリビア代表を3-0と一蹴し、幸先の良いスタートを切った。ここから国内を盛り上げ、関心を集めていくことはできるだろうか。

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