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「チケットは高価でブーイングも理解できる」T・シウバ、ファンの姿勢に理解

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チアゴ・シウバがサポーターに理解

 ブラジル代表DFチアゴ・シウバが、ブーイングを浴びせたサポーターに理解を示している。

 14日に行われたコパ・アメリカ2019開幕戦で、ボリビアと対戦したブラジル。母国開催となった今大会初戦では、前半こそ相手守備陣に苦しみ無得点に終わったが、後半にMFフィリペ・コウチーニョの2ゴールとエベルトンのスーパーゴールで3点を奪い、3-0で白星スタートを飾った。

 記念すべき母国開催の大会開幕戦だったが、会場に駆けつけたファンは全面的にセレソンをサポートしているわけではなかった。試合が行われたサンパウロ州のエスタジオ・ド・モルンビーは空席も見受けられ、スタンドのサポーターは静かに試合を見守り、さらに前半終了後にはブーイングを浴びせている。

 主将ダニエウ・アウベスは「忍耐を求めたい」と、ファンの姿勢に不満を見せていた。しかし、T・シウバは理解を示している。

「チケットの価格は非常に高い。人々は高額を払い、ショーを見たい、ゴールを見たいんだ。だけどそれが起きなければ、少しブーイングすることも自然だと思う」

 スタンドには46342人が訪れ、チケット収入は約2250万レアル(約6億3000万円)にも達したという。チケットの平均価格は485レアル(約1万3500円)であり、国内最低月収のおよそ半分ほどの値段であったようだ。貧富の差が激しく、約1300万人の失業者を抱えるブラジルでは非常に高価な設定となっている。

 また、T・シウバは3-0という結果に選手もファンも満足しているだろうと語った。

「傾向は改善している。開幕戦の不安は乗り越えたし、ファンの良いプレーをしてゴールを奪えるのか、という心配も理解できる。だが、それは常にうまくいくとは限らないよ。この結果を見て、僕らもファンも幸せだと思う」

 初戦で快勝を飾ったブラジルは、18日にグループA第2節でベネズエラと対戦する。

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