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「あいつが早く取ってくれないと」33歳バースデー弾の浦和FW興梠が気になるのは…

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浦和レッズFW興梠慎三

[7.31 J1第16節延期分 浦和1-1鹿島 埼玉]

 自身にとって特別な日だった。そして、特別な日に行われた試合できっちりゴールネットを揺らした。浦和レッズFW興梠慎三は「点を取れたことは良かった」と素直に喜びを表した。

 0-1と1点のビハインドを背負って迎えた後半43分、点取り屋が大仕事をやってのける。左サイドからDF山中亮輔が鋭いクロスを送ると、ファーサイドの興梠が反応。「一瞬ボールが前にいたディフェンスにちょっと被って見えなかった」という状況となったが、「冷静に決められた」とヘディングで合わせてゴールを陥れて値千金の同点ゴールを記録した。

 1986年7月31日生まれの興梠。この日は33歳の誕生日だったこともあり、「自分が点を決めて勝ってヒーローインタビューというのを想像していたけど、ちょっと違う形になった」と笑って答えながらも、試合開始早々の決定機を外していたこともあり、「今日に関しては前半に多くの決定機がありながらも、それを決め切れなかったのはすごく残念だった」と反省を口にしている。

 勝利には届かなかったが、3連勝中と好調の鹿島相手に追い付いてドローに持ち込んだという結果、そして「鹿島相手にこういう内容で戦えたし、最近はすごく良くなってきている」という内容にも手応えを感じており、「チームとしてはプラスに捉えていいと思う」と視線を上へと向けた。

 興梠自身はここ6試合4得点、今季リーグ戦8得点を記録しているようにコンスタントにゴールを奪っている。しかし、チームで複数得点を記録しているのは興梠の他に2得点のMF長澤和輝とDF森脇良太しかいないこともあり、「他の選手にも点を取らせたいというのはある」と答えると、「武藤は今はゼロなので。やっぱりあいつが早く点を取ってくれないとチームも乗ってこない」と前線でコンビを組むFW武藤雄樹のゴールを待ち望んでいるようだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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