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桐光学園の2年生ストッパー・DF荒井ジュリアン海都は4戦連続先発出場、決勝も無失点で役割果たす

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桐光学園高のDF荒井ジュリアン海都は出場した4試合でわずか1失点。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.1 総体決勝 富山一高 0-1 桐光学園高 金武町フットボールセンター]
 
 役割は果たした。桐光学園高のDF荒井ジュリアン海都(2年)は182cmの長身ストッパー。神奈川県予選期間中の3バック導入に伴い出場機会を伸ばしてきた荒井は、全国大会でも3回戦から4試合連続で先発出場し、決勝でも前半の35分間プレーした。

 決勝は後半から4バックに移行したために、ハーフタイムに交代。本人は最後までピッチに立って、優勝の瞬間を仲間たちと分かち合うことを目指していただけに満足していない。それでも、「自分は強さが持ち味なので、それでは絶対に負けないようにしたいと思っていました」という荒井は相手2トップの背後を突く動きに苦戦しながらも、読みの部分と強さを発揮して無失点で役割を果たした。

 同学年のCB奈良坂巧が全試合でフル出場し、大会優秀選手にも選出された。今年、ボランチからコンバートされ、守備の柱となっている奈良坂は荒井にとって同じポジションのライバルでもある。

 荒井は「この後は奈良坂とかにも負けないくらい。高さとかヘッドとか強くなって奈良坂よりも有名になりたいです(笑)」。そのためにより屈強なDFになって、ライバルに負けないくらい声も発していく意気込みだ。
 
 自身も貢献して勝ち取った日本一について「自分は初めての全国だったのでめっちゃ嬉しいです」と語った荒井は、「今の2年は戦える者が多いので、(来年も)優勝狙えると思うのでやっていきたい」。最高学年として迎える来年も日本一、全国連覇を狙う。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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