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0-2から追いつかれた湘南、DF坂が90+6分劇的V弾!! 上田出場の鹿島は8試合ぶり黒星

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湘南が3-2で勝利した

[8.3 J1第21節 湘南3-2鹿島 BMWス]

 J1リーグは3日、第21節を各地で行い、湘南ベルマーレ鹿島アントラーズに3-2で勝利した。0-2から追いつかれて迎えた後半アディショナルタイム6分、DF坂圭祐が強烈なヘディングシュートで劇的な決勝点をマーク。鹿島は第13節の鳥栖戦以来、8試合ぶりの黒星となった。

 ホームの湘南は2週間前に行われた前節の札幌戦(●2-5)から先発4人を変更。新たに坂、MF鈴木冬一、FW松田天馬、FW山崎凌吾が起用された。対する鹿島は3日前の前節・浦和戦(△1-1)から1人を入れ替え、DF町田浩樹に代わってDFチョン・スンヒョンが入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は湘南がやや押し込む展開でスタート。前半17分、松田のクロスがファーで折り返されると、ゴール前で大野がキープしたが、FW野田隆之介のシュートは惜しくも外れた。19分には山崎のポストプレーから松田に縦パスが入り、野田が左サイドを突破する場面もあった。

 対する鹿島は前半21分、MF土居聖真のキープからFWセルジーニョにボールが渡り、ドリブル突破を試みたFWレアンドロがゴール正面で倒されてFKを獲得。湘南は8選手を使って幅広い壁を形成した中、MF永木亮太のキックがクロスバーを叩いた。

 その後は互いに対人戦が激しさを増し、ボールが行き交う展開。鹿島は前半42分、MF白崎凌兵のスルーパスに抜け出したレアンドロがシュートを放つも、GK秋元陽太に阻まれる。対する湘南はアディショナルタイム2分、松田の直接FKがゴール左上を襲ったが、クロスバーに弾かれて前半をスコアレスで終えた。

 それでも後半4分、湘南が先にスコアを動かした。敵陣でポストプレーを見せた野田が左サイドにボールを展開すると、杉岡がダイレクトで高速のグラウンダークロスを配球。これにファーサイドで反応した山崎が懸命に左足を伸ばし、ワンタッチで流し込んだ。

 さらに後半7分、湘南はMF齊藤未月のスルーパスから左サイドを杉岡が駆け上がると、強烈なシュートがDF永木亮太に直撃。軌道が変わったボールを野田がワンタッチで押し込み、リードを2点に広げた。鹿島は直後の8分、DF小池裕太とレアンドロを下げてFW伊藤翔、DF山本脩斗を投入した。

 すると後半16分、鹿島は左サイドのスローインから白崎が左サイドを駆け上がると、ニアゾーンに入っていた土居が右足でフリックし、ボールはファーサイドへ。これをセルジーニョがクロスバーに当てながら押し込み、1点を返した。さらに21分、MF三竿健斗の強烈なミドルシュートが枠内を襲った。

 劣勢となった湘南は後半25分、鈴木冬に代わって10試合ぶりの出場となるDF岡本拓也を投入。それでも鹿島は27分、DF永木亮太のクロスからチャンスをつくると、ファーで受けた白崎が松田に倒されてPKを獲得。これを伊藤が落ち着いて決め、同点に追いついた。

 鹿島は後半32分、相手コーナーキックのカウンターから数的優位をつくり、突破をしかけた伊藤が右足で狙うも大きく枠外。湘南は37分、同じくカウンターから岡本が右サイドを突破したが、シュートはGKクォン・スンテに阻まれた。鹿島は40分、土居に代えてFW上田綺世を投入した。

 法政大を退部してプロ契約したばかりの上田は浦和戦に続いての途中出場。対する湘南は後半42分、松田に代えてFWクリスランを入れた。すると後半アディショナルタイム6分、湘南は途中出場FW梅崎司の左コーナーキックからファーでジャンプした坂がヘディングシュート。これがゴールマウスに吸い込まれ、ラストプレーの劇的なゴールで勝利を飾った。

(取材・文 竹内達也)
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