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“昇格請負人”DF櫛引が語る目標「大宮なら目指せる」

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名古屋から期限付き移籍した大宮DF櫛引一紀

[8.4 J2第26節 大宮3-2山形 NACK]

 大宮アルディージャに加入して2試合目。守備面で課題が残ったものの、2戦連続の先発フル出場で自身のホーム初陣を飾った。DF櫛引一紀は試合後、より高みを目指してチームを引っ張っていく覚悟を語っている。

 大宮のディフェンス陣に負傷者が相次ぐ中、7月25日に名古屋からの期限付き移籍が発表された櫛引。同31日に敵地で行われた第25節の岐阜戦(0-0)でさっそくスタメン起用されると、3バックの右で無失点に貢献した。

 ホームデビュー戦となった今節も同ポジションで先発し、90分間ピッチに立ったが、もどかしい内容での加入後初勝利だったといえる。攻撃陣が3ゴールと爆発した一方、守備では前後半の立ち上がりにそれぞれ失点。櫛引は「そこは本当に申し訳なかったと思うし、攻撃陣が点を取ってくれたので、本当に感謝したいです」と反省を口にした。

 それでもチームは勝ち点3を獲得し、4位から3位に浮上。「シーズンが終わってみてどうかということがもちろん大事なんですけれど、1試合1試合勝ちを積み重ねていくという上では、本当に勝てたということはすごい大きいことだったかなと思います」と結果を前向きにとらえた。

 櫛引は札幌時代の2011年と2016年、名古屋時代の2017年にJ1昇格を経験している。「若い選手が多いですし、そういう意味で自分が引っ張っていくというところも常にあります。プレーで引っ張っていくのが一番だと思うので、そういうところをピッチの上で見せたい、見せられたらなと思います」。自身がこれまで培ってきたものは惜しみなくチームに還元するつもりだ。

 見据える先はJ2の頂点。「もちろん、やるからには1番上を目指さないと意味がない」。札幌時代の2016年には自らJ2優勝を経験している。「このチームのクオリティーだったら目指せると思う」。“昇格請負人”の言葉には実感がこもる。

(取材・文 阿部哲也)
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