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バルセロナはネイマール獲得に1ユーロも払わず?過剰支出によるFFP抵触に懸念

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ネイマールの希望はかなわず?

 バルセロナは復帰が噂されるブラジル代表FWネイマールに1ユーロも費やすつもりはないようだ。スペイン『マルカ』がその理由を伝えている。

 バルセロナは今夏の移籍市場で、FWアントワーヌ・グリーズマン(←アトレティコ・マドリー)、GKネト(←バレンシア)、DFジュニオル・フィルポ(←ベティス)、そしてMFフレンキー・デ・ヨング(←アヤックス)らを獲得。この夏だけでのべ2億5000万ユーロ(約298億円)を費やしている。

 ここまでの補強で、必要なプレイヤーはほぼ全員揃っているとの見方が強いものの、パリSGのレオナルドSDが、同選手の退団希望を認めたことで、かねてよりブラジル代表FWのスペイン復帰が取り沙汰されていた。

 ネイマールの新天地候補には、レアル・マドリーとバルセロナが挙がっており、パリSGはネイマール獲得を狙うバルセロナに対して、2017年に獲得した際の移籍金2億2000万ユーロ(約268億円)以上を要求していると見られていた。

 しかし『Goal』の取材によると、パリSGがここにきて態度を軟化。MFコウチーニョとDFネルソン・セメドの譲渡に加えて5000万ユーロ(約59億円)であれば、交渉のテーブルにつく可能性があるという。しかし、支出の差を1億ユーロ(約119億円)にとどめなければFFP(ファイナンシャル・フェアプレー)に抵触する可能性があり、バルセロナはこのバランスを保つべく、ネイマールへ資金を費やす考えはないようだ。

 スペイン『マルカ』は「バルセロナはネイマールに1ユーロも費やさない」という記事を掲載。そこには「バルセロナがこの夏にネイマールと契約するのは、PSGが見返りに選手を受け入れることになった場合のみ」と伝えている。

 また同メディアは「現時点で署名する選択肢はテーブルにはない」としながらも、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、15日にリバプールでの会議に出席し、そこでパリSG側と接触する可能性があると報じている。

 ネイマールは3日に行われたフランス・スーパーカップも欠場。11日のリーグ・アン開幕戦も欠場する可能性が伝えられているが、果たしてブラジル代表FWはスペイン復帰を果たすのか、注目が集まる。

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