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【英国遠征】ブラサカ日本代表がGK佐藤のPK3本連続阻止で雪辱

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【イングランド遠征】(St George's Park)
[8・27 日本代表 0-0(PK3-2)イングランド代表]

[日本代表先発メンバー]
GK佐藤大介(たまハッサーズ)
FP川村怜(パぺレシアル品川)
FP黒田智成(たまハッサーズ)
FP田中章仁(たまハッサーズ)
FP佐々木ロベルト泉 (パペレシアル品川)
ガイド 中川英治
監督 高田敏志

 英国遠征中のブラインドサッカー日本代表が現地時間27日、イングランド代表戦第2戦に挑み、0-0で引き分け。PK戦でサドンデスまで持ち込まれたが、GK佐藤大介が3本連続で止め、サドンデス3人目となった佐々木康裕が決め、前日敗れた雪辱を果たした。

 パワーで押し込もうとするイングランドに対して自陣ゴール前で自由を与えない守備を徹底。終始ゲームの主導権を取ることができたため、相手に決定的なチャンスを与える場面はほとんどなかった。高田敏志監督が振り返る。

「初戦以上に運動量、フィジカルコンタクト、戦術的負荷、全てにおいて強度の高いゲームとなった。ボゼッション、ルーズボールの回収、バイタルエリアへの侵入、シュート数、どれも相手を上回り、良い形でのシュートチャンスも多かったが、ゴール前での相手の粘りとGKの好セーブに得点を奪うことができなかった。ゲーム内容は非常に良い」

 横浜市職員として保育士の資格を持つ佐藤は普段、複数の人でローテーションを回す職場にいて、いつも決まった時間帯にトレーニングができるわけではない。シュートを実際に受ける練習も平日はできないが、そのことに対して必要以上にストレスを感じないのは、「(五輪を逃して)悔しい涙を流してきたたくさんの先輩方を見てきて、その人たちの思いも背負っている」という大きな使命感があるからだ。

「あとはフィニッシュのみ。流れの中で得点を奪いたい」(高田監督)

 佐藤がPKを3本続けて阻止した勢いで、エース川村怜やベテラン黒田智成がゴールを奪い、目標とする9月のアジア選手権優勝にむけた弾みにしたい。

▼日本代表メンバー
GK佐藤大介(たまハッサーズ)
GK高橋太郎(ラッキーストライカーズ福岡)
FP川村怜(パペレシアル品川)
FP田中章仁(たまハッサーズ)
FP黒田智成(たまハッサーズ)
FP加藤健人(埼玉T.Wings)
FP寺西一(パペレシアル品川)
FP佐々木ロベルト泉 (パペレシアル品川)
FP佐々木康裕(松戸ウォーリアーズ)
FP園部優月(free bird mejirodai)

(取材協力 日本ブラインドサッカー協会)

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