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鹿島が怒涛のアウェーゴール3発!浦和は意地で2点返して2戦目へ…

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ブエノの得点にはじまり、両チーム合わせて5ゴールが生まれた

[9.4 ルヴァン杯準々決勝第1戦 浦和2-3鹿島 埼玉]

 ルヴァン杯準々決勝第1戦、浦和レッズ鹿島アントラーズの一戦は、前半のうちに3点を奪ったアウェーの鹿島が浦和の反撃を2点におさえ、逃げ切りに成功した。

 MF橋岡大樹がU-22日本代表として北中米遠征中の浦和。9月1日のJ1第25節・湘南戦(△1-1)のスタメンから7選手を入れ替え。MF阿部勇樹、MF関根貴大、DF鈴木大輔らが起用された。

 中2日となる清水戦(○4-0)で2ゴールを挙げたFW上田綺世がU-22日本代表に招集されている鹿島。清水戦から先発7選手を替えて、FW土居聖真とFW伊藤翔が2トップに並んだ。
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 ACL出場組の両チームにとっては、今季のルヴァン杯初戦。シュートチャンスも訪れることなく時計の針は進んでいく。前半33分、阿部が素早いリスタートで右サイドに展開すると、MF宇賀神友弥が中央に切り込んでシュートまだ至ったがGKクォン・スンテの正面を突いてしまう。

 その2分後、鹿島もFKを得ると、MF永木亮太のクロスをDFブエノが頭で合わせ、アウェーの鹿島が先手を奪う。するとこれを皮切りに試合は一気に動いた。

 38分、MFレオ・シルバが敵陣でボールをキープしながら左サイドからクロスを上げると、ファーサイドのFW土居聖真がヘディングシュート。再びゴールネットを揺らした。

 そして43分、DF小池裕太が左サイドのスペースを抜けると、ゴール前にマイナスのボール。土居のシュートはブロックされるが、MF名古新太郎が押し込んで3-0。大量リードで前半を終えた。

 後半に入り、浦和は宇賀神を下げてFW興梠慎三を送り込む。交代から6分後の13分、FW武藤雄樹のシュートをGKクォン・スンテがこぼしてしまい、興梠がすかさずつめてまずは1点を返す。

 さらに15分、武藤の左CKを鈴木の頭がとらえる。GKクォン・スンテが反応しDFがかき出そうとするもクリアしきれず、DF槙野智章がヘディングで押し込む。浦和が1点差までつめよった。

 勢いに乗った浦和はFWファブリシオを中心に3点目を狙うが、ゴールを陥れることはできない。交代枠を3つ使い、5バックにして逃げ切りをはかる鹿島。浦和はFW杉本健勇、MF荻原拓也を入れて攻めるも最後まで3点目は遠く、鹿島が3-2で勝利をおさめた。

 4強入りを懸けた第2戦は8日、カシマスタジアムで行われる。

(取材・文 奥山典幸)

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