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29歳で欧州初挑戦! マルセイユ新エースは3試合4得点、仏記者「本物のスコアラーだ」

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29歳で欧州初挑戦のFWダリオ・ベネデット

 マルセイユは15日のリーグアン第5節・モナコ戦を4-3で制し、3連勝を達成。前半序盤で2失点を喫したが、FWダリオ・ベネデットの1点でマルセイユは勢いを取り戻し、3-3で迎えた後半21分にはベネデットが今季4点目となる決勝点を挙げた。

 ボカ・ジュニアーズに所属していた2017年にアルゼンチン年間最優秀選手にも輝いたベネデット。今夏マルセイユに加入し、29歳と遅まきながら欧州リーグ挑戦に出た。開幕節では後半28分に途中出場してリーグアンデビューを果たす。第2節・ナント戦(△0-0)では先発出場も後半40分に途中交代。しかし少しずつその実力を見せ始めた。

 すると第3節・ニース戦(○2-1)で初ゴールを記録。前半31分、MFケビン・ストロートマンがドリブルでカウンターを仕掛けると、アタッキングサードでパスを受けたベネデットがPA右にスルーパスを送る。引っ張られるように反応したMFブナ・サールの折り返しは相手のブロックに当たってゴール正面に飛んでいくが、詰めていたベネデットが右足ボレーで叩きつけ、ゴールにねじ込んだ。

 第4節・サンテティエンヌ戦では、ベネデットが前半33分に決勝点を挙げ、マルセイユは1-0で今季初の連勝達成。そして第5節・モナコ戦では0-2で迎えた前半38分、右サイドからのクロスをベネデットがファーサイドから押し込んで1点を返す。3-3となった後半21分には、左サイドのDFジョルダン・アマビィのグラウンダークロスを、ベネデットが左足ダイレクトのコントロールショットで合わせ、ゴール左隅に突き刺した。試合は4-3でマルセイユの大逆転勝利。ベネデットの3試合連続得点によりチームは3連勝を達成した。

 ベネデットは17年11月から全治6か月となる前十字靭帯損傷の大怪我を経験。それを乗り越えて29歳にして今夏の欧州初挑戦となった。そのチャレンジにはフランスのジャーナリストたちも懐疑的な見方が多かった。しかしデビュー4試合で3得点を挙げたことにより、ジャーナリストたちは手のひら返し。仏『Canal+』のピエール・メネス氏は「懐疑的だった私だが、彼のプレーに見返されてしまっている。おめでとうと言いたい」とコメント。『RMCスポーツ』のダニエル・リオロ氏は「とても良いルーキーだ。マルセイユについて『良い選手を獲った』と言うことがしばらくできなかったが、彼はとても良い。特に(モナコ戦の)2点目は好きだね。本物のスコアラーだよ」と絶賛していた。

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