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静岡東部の市立高校、富士市立から国体日本一。DF勝又大翔「優勝できて良かった」

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静岡県の右SBとして優勝に貢献した勝又大翔(富士市立高2年)(写真協力=高校サッカー年鑑)

[10.3 国体少年男子決勝 静岡県 1-0 広島県 カシマ]

 静岡県東部地区の新鋭、富士市立高に所属するDF勝又大翔(2年)も静岡県の優勝に貢献した。国体では右SBとして全5試合で先発フル出場。右サイドから攻め上がってクロスまで持ち込んでいたほか、相手の股間を通すドリブルにチャレンジし、ヘディングの強さを発揮するなど、清水ユースや磐田U-18、JFAアカデミー福島U-18、藤枝東、静岡学園といった知名度のあるチームの選手たちに負けない働きを見せた。

 勝又は「チームではCBでここではSB。難しかったですけれども、優勝できて良かったです。上がれるところは結構上がったと思うので、最後のクロスの精度があまり良くなかったですけれども、そこは発揮できたと思います」と笑顔を見せる。富士市立は今年、プリンスリーグ東海に昇格したばかりの新鋭。ショートパスやドリブルを多用したサッカーを特長とするチームで磨かれた武器も勝又は発揮していた。

 11年に吉原商高から校名の変わった富士市立だけでなく、飛龍高(旧沼津学園高)などの強豪を含めても静岡県東部地区の高校から国体日本一に輝いたのは異例の快挙。勝又は「自分が(富士市立で)一番というのは嬉しいです」と喜んでいた。

 今後は選手権予選が控える。「選手権とかでチームの中心となって、できるように、自分が引っ張って行けたら良いと思っています」。日本一を自信に、次はチームの歴史を変える。

(取材・文 吉田太郎)
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