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上位陣から勝ち点取りこぼす…柏ネルシーニョ監督「足踏みするわけにはいかない」

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柏は大宮との直接対決を残す

[10.14 J2第36節 柏2-3水戸 三協F柏]

 水戸ホーリーホックに逆転負けを許した首位・柏レイソルネルシーニョ監督は、「水戸さんの優勢な戦い方を認めざるを得ない。インテリジェンスを働かせて、ボールをテンポ良く動かせていた」と相手を率直に称えた。

 柏はこれで今季2度目の連敗。9月から10月にかけて上位の山形、甲府、横浜FC、水戸と対戦したが、その4試合で勝ち点1しか積み上げることができなかった。この日勝利した山形が勝ち点を64まで伸ばして2位に浮上し、勝ち点差は5に。さらに、暫定3位・大宮(勝ち点63)と暫定4位・横浜FC(勝ち点61)は、台風19号の影響で第36節をまだ消化しておらず、2位以下との勝ち点差がさらにつまる可能性がある。しかし、J2を勝ち抜くのが「簡単ではない」ことは開幕当初から選手たちも口を揃えてきた。

 J2を最後に戦った9年前、柏は第5節・水戸戦で奪首すると首位の座を明け渡すことなく、2位に勝ち点10差をつけて優勝を果たした。そして今季、戦力的に恵まれながらも序盤から苦戦を強いられ、初めて首位に立ったのは第25節のこと。難しいリーグであることが改めて証明されたかたちだ。

 9年前と同じく柏の指揮を執る、百戦錬磨の名将は、「つぎの千葉戦に限らず、シーズンを終えるまでの対戦相手は、我々が目標に到達するための決定要因になりうる試合。まだ勝ち点差はありますけど、ここで足踏みするわけにはいかないので、結果にこだわって(最終節の)11月24日までにしっかりと結果を残し続ける」と目前の結果に一喜一憂せず、J1昇格という目標を視野に捉える。柏の3度の降格と2度の昇格を知る唯一の選手、MF大谷秀和も「ここからどういう試合をしていくか」と残る6試合を見据えていた。

(取材・文 奥山典幸)

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