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「忘れたい試合」北朝鮮戦を振り返る韓国FWソン・フンミン、「あえて…」と皮肉も

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北朝鮮戦を振り返ったFWソン・フンミン

 トッテナム韓国代表FWソン・フンミンが15日にアウェーで行われたカタールW杯アジア2次予選・北朝鮮戦(△0-0)を振り返り、「記憶したくない試合」と語った。韓国『朝鮮日報』が報じている。

 29年ぶりに平壌で開催された北朝鮮と韓国の歴史的一戦。だが、同試合は韓国国内での生中継が禁止され、観客や報道陣もスタジアムに入ることを許可されなかった。

 大韓サッカー協会(KFA)は17日午後、“完全シークレット”だった北朝鮮戦を撮影した90分間の映像を国内取材陣に公開。そこには韓国の選手やスタッフが試合後に話していた通り、「まるで戦争」のような戦いが繰り広げられていたという。

 同紙によると、北朝鮮の選手たちはキックオフの笛が鳴ると一斉に声を上げて韓国の選手に向かって突進。幾度となくラフプレーを見舞い、主審は興奮した選手たちに注意するため何度も試合を中断せざるを得なかったようだ。アジアサッカー連盟(AFC)は公式サイトで「(北朝鮮戦は)主審がGKより忙しかった試合」と伝えている。

 自身も北朝鮮のラフプレーに苦しめられたソン・フンミンは「(ラフプレーが)北朝鮮の選手たちの作戦だったが、それにしてもひどかった」と振り返り、「ひどい悪口もたくさん聞いた」と告白。さらに「記憶したくない試合」「怪我をしなかっただけでも収穫」と語った韓国のエースは、試合後に北朝鮮の選手とユニフォーム交換をしたかどうか問われると、「あえて…」と冷笑的に話したようだ。

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