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ドラマは最後に待っていた…大分、劇的AT決勝弾で浦和に完封勝利

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大分トリニータが劇的な勝利

[10.18 J1第29節 浦和0-1大分 埼玉]

 J1は18日に第29節を開催し、埼玉スタジアム2002では10位の浦和レッズ(9勝8分11敗)と8位の大分トリニータ(10勝10分8敗)が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半アディショナルタイムにFW後藤優介が決勝ゴールを奪い、大分が1-0の完封勝利を収めた。

 前節清水戦(○2-1)でリーグ戦9試合ぶりの白星を収めた浦和は同試合から先発3人を入れ替え、MF阿部勇樹、MF宇賀神友弥、DFマウリシオらを先発起用。一方、アウェーの大分は第28節名古屋戦(△1-1)から先発3人を入れ替え、FW小林成豪、MF長谷川雄志、DF岩田智輝らがスターティングメンバーに名を連ねた。

 前半13分に大分が好機を創出する。右サイドのMF松本怜がMF小塚和季に預けてPA内に走り込むと、小塚が鮮やかなヒールでリターンパス。しかし、フリーで放った松本のシュートはポストを叩いてしまう。なかなかフィニッシュまで持ち込めない浦和は同30分にFW武藤雄樹、MF関根貴大が立て続けにミドルシュートを狙うなど、大分ゴールをこじ開けようとするがネットを揺らすには至らなかった。

 前半はともにゴールが生まれずに0-0のまま後半へ。同8分に武藤のパスをPA内で受けたFW興梠慎三が鮮やかな切り返しから左足シュート。ボールは惜しくもゴール右に外れた。同11分には浦和をアクシデントが襲い、負傷した武藤がプレー続行不可能と判断されてFWファブリシオとの交代を余儀なくされた。

 浦和は後半30分にFW杉本健勇、大分は同25分にFW伊佐耕平、同33分にFW三平和司を投入して状況を打開しようと試みる。同37分に左サイドから切れ込んだ三平、同45分にはファブリシオがカウンターから決定機を迎えるがスコアは動かず。しかし、ドラマは最後に待っていた。浦和の攻撃をはね返した大分がカウンターを発動。左サイドを駆け上がったDF三竿雄斗にボールが出ると、クロスをFW後藤優介がヘディングで叩き込み、大分が1-0の劇的な勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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