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“7人目”だった川崎F田中碧の本音「ホッとしました」

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PK戦を待つ川崎フロンターレMF田中碧

[10.26 ルヴァン杯決勝 札幌 3-3(PK4-5) 川崎F 埼玉]

 両チームの6人目で決着がついたPK戦。勝利してルヴァン杯初制覇を果たした川崎フロンターレだったが、MF田中碧は気が気でなかったという。「頼むから来んなって思ってました。ホッとしました(笑)」。任されていたのは7人目のキッカー。直前で緊迫感あるサドンデスのPKを免れていたようだ。

 それでも初のカップ戦決勝とは思えないほど堂々のプレーを見せた。「あまりボールが足につかないというか、少しゆっくりプレーせざるを得ないところがあった。難しいなあというのはあらためて感じた」と序盤はシンプルな選択が目立ったが、徐々に前への意識も向上。中盤の幅広いエリアを120分間にわたって管理し切った。

 クラブにとっては5度目のカップ戦決勝で初めて辿り着いた頂点の座。「目の前の敵に勝って優勝する醍醐味というか、自力で優勝を掴み取るという意味では率直にすごくうれしかった。何度か負けるんじゃないかというのは頭をよぎったけど、結果として諦めずに戦った姿勢で勝てたのは、内容はいろいろあるけど自分の経験値として大きなもの」。川崎の未来を担う21歳が中心選手としてそこに立ち会った。

(取材・文 竹内達也)
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