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イニエスタ、得点後に泣いた19歳FWに言及「良い環境が必要だ」

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スペイン紙のインタビューに応じたMFアンドレス・イニエスタ

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがスペイン『マルカ』のロングインタビューに応じ、リーガ・エスパニョーラでプレーする若手選手について語っている。

 バルセロナには今季、FWアンス・ファティという新星が現れた。ギニアビサウ出身の同選手は幼少期にスペインへ移住し、セビージャの下部組織を経てバルセロナに入団。今年8月25日の第2節ベティス戦で途中出場からクラブ史上2番目の若さとなる16歳298日でトップデビューを飾ると、同31日の第3節オサスナ戦ではクラブ史上最年少、リーガ史上3番目の若さとなる16歳304日で初ゴールを挙げた。

 デビューからここまで公式戦7試合に出場し、2ゴール1アシストを記録。9月にスペイン国籍を取得したことから、バルセロナのみならず同国の将来を担う存在としても注目されている。

 イニエスタはファティの登場を「とてもポジティブなこと」と歓迎し、「彼はチャンスを得ることができる若いカンテラ選手。重要なのは、彼がそのチャンスを生かすことだ。トップチームにいることは非常に難しい。だから数分でも(出場機会を)得た時に、それらを有効に利用しなければならない」とアドバイスを送った。

 また、若くして期待を背負う選手は毎日プレッシャーを受けながら生活する中で、それに打ち勝たなければならないとも説いている。

 ライバルのレアル・マドリーでは先日、今季初ゴールを挙げた19歳FWビニシウス・ジュニオールが得点直後に感極まって涙を流した。それまで実力を発揮できず、思い悩んでいたという。試合後には「本来の自分自身を取り戻すのに長い時間がかかった」と安堵の想いを明かしていた。

 ビニシウスの件を問われたイニエスタは「それぞれのケースは異なる」としつつ、「全てのプレッシャーを処理するのは簡単ではない。その選手を取り巻く良い環境が必要だ」と指摘。周囲の助けもなくてはならないと語った。

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