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仙台育英の逆転V弾をアシストしたのは1年生MF明石海月!“ムードメーカー”が3連覇に貢献

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仙台育英MF{{明石海月}」(1年)は聖和学園DF{{金子力丸}」(3年)のマークを振り切り、逆転ゴールにつながるクロスを放つ

[11.3 選手権予選決勝 仙台育英2-1聖和学園 ユアスタ]

 宮城県予選3連覇を達成した仙台育英高。試合後、応援団の前に挨拶に来て、勝ちロコをする選手たちの前で音頭を取ったのは、苦境を救う逆転ゴールをお膳立てした、途中出場のMF明石海月(1年)だった。

 前半16分、ミスから聖和学園高FW柴田弦哉(3年)にゴールを許したが、徐々にペースをつかみ、後半17分にセットプレーからDF中川原樹(3年)がゴールを決めて同点。迎えた後半35分には、右サイドを自慢のスピードを生かしたドリブルで駆け上がった明石が「ニアに速いボールでも良かったのですが、(ファーサイド)の豊倉君(MF豊倉博斗(2年))と目が合いました。揺さぶるのが大事なので、マイナス気味にクロスを出しました」。目が合った豊倉は右足を振り抜き、ゴールネットを揺らし、見事な逆転ゴールとなった。

 スプレッド・イーグルFC函館出身の明石は1年生ながらプリンスリーグ東北や茨城国体宮城県選抜の一員として大活躍。「早いうちからプリンスリーグに出させてもらって、得点を決めたのは自信になりましたし、高いレベルを体感できて良かったです。東北ミニ国体も苦しい戦いでしたが、ラスト10分、15分のところで2ゴール1アシストできて自信になりました」と高いレベルの試合で経験を積んできた。「相手が疲れてから出ることが多いので、自分の武器であるクロスかシュートで終わることを心掛けています」と自慢の攻撃センスは仙台育英の攻撃の切り札となっている。

 明石に早くから経験を積ませてきた城福敬監督は、試合前の彼の姿を見て「緊張で心臓がバクバクしていた」という。それでも「大仕事を一本やってくれた」と逆転弾を呼び寄せたアシストを称賛。明石はそのことに対して「3年生の皆さんは負けたら引退になってしまうので、何とか得点につながるプレーをしたいと思いました」と先輩を引退させたくない一心だったと言い、緊張感をうまく結果につなげることができた。

 試合後は勝ちロコの音頭取りを務め、テレビカメラに向かって雄叫びを挙げるなど大喜び。「周りからいじられることが多いのですが、率先して盛り上げるタイプなので、そういう面でもチームに貢献したいですね」と語る明石。ゴールにつながるプレーだけでなく、ムードメーカーとしての貢献にも大きな期待がかかる1年生だ。

(取材・文 小林健志)
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