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[MOM3031]日章学園FW鈴木陽介(3年)_決定機逸も冷静さ失わずに2発!エースは予選で計10得点

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前半17分、日章学園高FW鈴木陽介が先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 選手権宮崎県予選決勝 日章学園高 3-0 宮崎日大高 宮崎県総合]
 
 エースが成長を実証する活躍だ。2日前に行われた準決勝(対延岡学園高)戦で3得点を記録した日章学園高FW 鈴木陽介(3年)が決勝でも2得点1アシストの活躍。チームを3連覇へ導いた。

 前半17分、左FKをファーサイドのCB古賀照也(2年)が折り返すと、頭で先制ゴール。「古賀照也が良い感じでファーから折り返してくれたので、それを信じて中に入っていた。良いボールだったので信じて良かった」。FKがGKを越えた時点でポジションを取り直し、絶妙な折り返しをしっかりとゴールに結びつけた。

 前半半ばで1点目を奪ったが、2点目が遠かった。後半は左SB 吉田剛之介(2年)のラストパスを1タッチで合わせた一撃を皮切りに4本、5本と決定的なシュートを放ったが、GKに止められたり、ポストのわずか外側へ。だが、「(早稲田一男)監督からも『もう一回仕事をオマエがしないと』という話があった。冷静になることができました」という鈴木は焦れなかった。

 至近距離からのヘディングシュートをGKに止められてから4分後の32分、MF倉田晃士朗(2年)とのパス交換から「(相手DFには)フィジカル面で勝っていたと思うので、思い切りゴリゴリ行った」と右中間を強引に縦突破。DFを振り切ると、そのまま右足シュートをゴールに流し込んだ。

 対戦した宮崎日大高の南光太監督が「鈴木君の決定力が差になった」と認めたように、エースの力が生み出したライバルとの差。帝京高時代に高校サッカー界のスターFWだった日章学園・早稲田一男監督も、「仕事はしてくれているし、(得点の)匂いを感じさえてくれるようなプレーをしてくれている」と評価していた。
 
 鈴木は後半アディショナルタイムにもスルーパスでMF日吉悠真(2年)のゴールをアシスト。下級生時から期待されながら、貪欲さに欠けるところのあった鈴木だが、最後の選手権へ向けて意識が高まり、決定力を向上するために努力を重ねてきた。そしてGKの重心を見て、駆け引きして決めることを磨いてきた成果が結果に結びついている。

 今回の宮崎県予選は計10ゴールを決めて目標達成。全国大会の目標は「得点王と日本一です」と言い切った。そのために「まだまだいっぱい強いDFが全国にいっぱいいるので、それを跳ね除けて決めれるくらいの選手に変わっていきたいと思います」。日章学園が初の4強、日本一を達成するためには彼のゴールが必須。エースが全国トップクラスのDF、GKを破って得点を量産する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

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