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日本代表メンバー発表 森保一監督会見要旨

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森保一監督(写真は10月のもの)

 日本代表森保一監督は6日、JFAハウスで記者会見を行い、11月の国際Aマッチウィークに向けた日本代表メンバーを発表した。

 以下、森保一監督の公式会見要旨

●関塚隆技術委員長
「キルギス戦に勝利して4連勝で折り返したい。そのあとは吹田でベネズエラ戦がある。ここまで多くの選手、6月から活動をいろいろな世代でやってきた。日本の代表は非常に競争力も高まって、世代の融合もだいぶ図れてきたと思っている。その中で海外のクラブ、そして国内のクラブ、所属クラブの協力の下に選手が非常に努力、成長してくれている。その中でキリンチャレンジ杯は何人かメンバーが変わるが、また今後の日本代表の公式戦で使えるかというのを森保監督の下で測れるいいチャンスだと思う。この2試合も一戦一戦、しっかりした戦いで日本のサッカーの成長に持っていきたい。日本サッカー協会も全面的にサポートしたいと思っている」

森保一監督
「今回の日本代表としての活動でW杯予選のキルギス戦、そしてキリンチャレンジ杯が吹田であり、ベネズエラと対戦する。関塚さんも言ったように、一戦一戦勝利を目指して最善の準備を進めていきたい。まずアウェーで行われるキルギス戦は、環境も含めて非常に厳しい戦いになることを覚悟しながら、われわれが最後に勝って終われるように、2次予選をよりいい形で進められるように、結果を求めながら戦っていければと思う。その後、国内に戻ってきて吹田で行われるベネズエラ戦に関しては、選手が何人か入れ替わっての戦いになる。そのメンバー選考という意味では、これまでの日本代表の活動に招集できなかった選手を招集して、彼らを新たな日本代表の戦力として、戦術等々を理解してもらう活動にしたいと思っている。

 まだまだ日本代表の活動で招集し切れていなかった素晴らしい選手たち、力を持った選手たちがいるということをこのベネズエラ戦で私自身も選手とともに活動しながら感じたいし、日本代表の活動を見てもらう人にもまだまだ良い選手がJリーグをはじめとするチームにいるということを確認してもらえればと思っている。冒頭でも話したが、一戦一戦勝利を目指して戦っていきたい」

―ケガから復帰した大迫の招集を見送った理由は。また2次予選3連勝中だが、その中で修正点は。
「大迫の招集についてだが、直近の試合は映像で確認して、メディカルスタッフが彼の所属チームと連絡を取ってくれて状態は把握した。プレーはしているので招集も可能だったかもしれないが、よりコンディションの良い選手を今回は招集しようということで招集を見送った。

 また3連勝したことについては、この2次予選を全勝で突破したいということを私自身も選手もチームとしても考えている。その中で多くの方が勝って当たり前の戦いと思っている中、選手が油断や隙を見せずに我々がやるべきことを集中力をもってハードワークし続けてくれて3連勝で来た。次のキルギス戦もまず相手のことを知ったうえでわれわれがどれだけ力を発揮できるか。どんな対戦相手でも我々が成長できるようにという思いを持って試合に臨みたい。

 修正点についてはW杯2次予選での直近の試合でタジキスタンと対戦し、相手のプレッシャーがかなり強い時間帯で難しい戦いを強いられたが、その中でももっといい形でボールを動かして相手ゴールに向かっていくという攻撃のクオリティーは上げていかないといけない。攻から守に切り替わったときに選手は相手にプレッシャーをかけてくれたと思うが、そこに少し迫力を欠いて、圧力がかからずに局面を突破され、後手を踏んだところもあるので、より基本的な切り替えを早くするとか、相手にプレッシャーをかけるときは相手にとって圧力に感じる迫力のある守備をできなければいけないかなと反省点としては思っている」

―キルギス戦、ベネズエラ戦の2試合でメンバーを分けた狙いは。
「この日程が出たときから、いろいろなことを考えてスタッフと話してきたが、ポイントはいくつかある。まずはキルギス戦に向けて戦ったあと、欧州組の選手のコンディション等々を考慮して、よりいい状態でまた自チームに戻ってもらい、自分のポジションをつかんでもらうことであったり、パフォーマンスを上げてチーム内で存在を発揮してもらうため、予選(キルギス戦)が終わってから抜けてもらう。

 その他の選手は日本に戻ってきて、それから国内で合流する選手たちと一緒になってベネズエラ戦に向かうということ。そこではなかなか招集機会のなかった選手や初招集の選手を含めて活動する中で、選手たちの特長を知るということ、そして個人としても代表としても経験値を上げて、さらに日本代表のレベルアップをしていくということ。経験の浅い選手たちにはより貴重な経験の場になると思うので個のレベルアップにもつながると思う。個のレベルアップ、チームのレベルアップがベネズエラ戦でさらにできること。それが日本サッカーの全体的な底上げ、レベルアップにつながると考えている」

―浅野、鎌田がMF登録となったが、新しいタスクを課すのか。また今回のメンバーから12月のE-1選手権にどれぐらい残るか。
「前回は浅野、鎌田はFWだったが、実際に試合で出場してもらったポジションは、浅野はサイドハーフということで、鎌田に関してはトップだけでなくトップ下も含めてプレーしてもらった。両方ともというか、彼らは攻撃的なポジションで中盤もできればトップもできる。今回はバランスを見ながら、ポジションの面では中盤のほうに記載した。またFWの永井と鈴木、ベネズエラ戦ではオナイウも含めて、彼らがこれまでやってきたことはFWだけではないし、私自身も起用もFWだけではないと考えている。中盤の攻撃的なポジションもできるというスカウティングしてきて、特徴も捉えている。FWと中盤というくくりになっているが、どちらもあり得る。

E-1選手権までどれだけ残るかははっきりとした考えは持っていない。今回の活動期間中はU-22の代表活動もあるので、コンディションなども踏まえてこの3つの活動を、A代表とU-22の東京五輪世代の監督を兼任している中で考えている。E-1選手権も招集の条件があるので、そこを踏まえたうえで考えていきたい」

―欧州組でキルギス戦のみの参加と2試合参加する選手もいるが、どう言った基準で線引きしたのか。
「選手の出場数であったり、出場時間であったり、現在のコンディションであったりとか一つだけを考えて線引きはしていない。これまでの活動の中で選手を見てきて、選手たちが自チームの中でどういう活動をしているか、立ち位置も含めて、バランスを見ながら決めた。はっきりした基準があればいいのだがが、いろんなことを考慮しながら決めた」

―代表活動は時間がない中、いかに戦術を浸透させるかが課題となると思う。メンバーを入れ替えればその時間を失うリスクもあるが、全体の底上げを計ることが大事だと判断したのか。
「チーム作りは非常に重要だと考えている。W杯2次予選もチーム編成を見て、いろんなご意見があると思うが、その中でもチーム作りという観点、個人の成長とチームの成長を考えてやってきた。そのままキルギスから基本的に同じメンバーで日本に戻ってきて、スライドしてベネズエラ戦を戦うことも、もちろん選択肢の一つとして考えた。でもいまの代表でやらなければいけないことと、今後さらに代表の強化、発展をさせていくことを考えた時、限られた代表の活動の中でここで試したり、新たに選手を見せてもらったり、代表になかなか来られなかった選手たちにいま代表がやっている戦術を知ってもらう機会が今後に生きてくるということで判断した」

―森保監督はU-22日本代表チームの活動も見るが、16日のA代表の練習は齊藤コーチが見るのか。
「斉藤コーチを中心に、松本フィジカルコーチと下田GKコーチで見てもらう」

―A代表初招集の4人と森保監督になって初めて選ばれた井手口選手はいずれも若いが、3年後を意識して招集したのか
「今と未来、両方を見てそのバランスを考えて招集させてもらっている。井手口に関しては夏のウインドウで日本に戻ってきて、彼のプレーは私だけでなく、代表のスタッフで視察を重ねてきている中、コンディションが上がってきており、本来のパフォーマンスに近づいてきていると確認して招集した。もともと代表で活躍していて、最終的にはロシアW杯の本大会に行けなかったが、ロシアのメンバーに入ってもおかしくないところまで実力を持っている選手と言うことで現在のコンディションを見て招集した」

―ベネズエラ戦に臨む9人は16日から合流するが、リーグ戦が中断されて合流するまでの間に何か課題は出すのか。
「われわれがキルギスに行っている間に、日本に残って大阪で合流してくる選手のトレーニングについてだが、選手たちの活動を把握して、そのうえでフィジカルコーチから連絡を取るということは話している」

(取材・文 竹内達也)
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