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日本vsキルギス 試合前日の森保一監督会見要旨

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 カタールW杯アジア2次予選でキルギス代表と対戦する日本代表森保一監督が13日、ビシュケク市内のホテルで公式会見を行った。

 以下、試合前日の森保一監督会見要旨

森保一監督
「明日のキルギス戦も完全アウェーの中、非常に厳しい戦いになることを覚悟して臨まなければならない。与えられた時間の中で、選手個々のコンディション、チームとしてのコンディションを少しでも良くして試合に臨みたい」

―前日は別調整だった橋本選手のコンディションは。また今回は怪我やコンディション不良、東京五輪世代の活動により主力が招集されておらず、メンバーが変わることが予想されるが、どういうイメージを描いているか。
「橋本拳人の状態だが、前日はコンディション回復ということ。トレーニングできる状態だと聞いている。また選手がU-22代表のほうに行っているが、チーム力が落ちるとは思っていないし、ミーティングの中でチームコンセプトを確認していて、誰が出てもチームコンセプトのもとで戦えると思っている。選手が変わるのは今回だけじゃなく、これまでの親善試合でもいろんなチャレンジをしてきた。選手たちがチームの戦術を理解して、かつ自分の良さをチームのコンセプトの中で発揮してくれると思っている。チーム力を示すいいチャンスだと思うし、選手たちがそれを示してくれると思う」

―キルギスのチームについてはどういった印象を持っているか。
「去年日本で対戦したが、個のフィジカルがあり、監督が確固たる戦術を持っていて、規律を持って戦えるチームだと思っている」

―長友選手はキルギス戦に出場すれば歴代2位の122試合、吉田選手は100試合目という節目にあるが、彼らベテランのチームへの貢献度は。
「まずは彼ら2人がこれまで長く代表でプレーをしてきて、100試合、122試合という素晴らしいキャリアを重ねている中で、彼らが日本のサッカーの勝利に大きく貢献してくれていること、そして日本のサッカーの発展に素晴らしい貢献をしてくれていることに賛辞を送りたい。一人のサッカー人として誇りに思える選手だと思う。彼らはプレーでもチームに示してくれているし、現代表ではオンザピッチ、オフザピッチでチームを機能させる、成長させる貢献をしてくれている。これからも思い切ってプレーできるようにと思う」

―予選3試合で守備陣が無失点で来ているが、あらためて守備陣の評価は。また明日の試合で気をつけるべきポイントは。
「明日の試合も無失点のゲームができればと思っている。これまで3試合、無失点で来られたのはディフェンス陣の踏ん張りもそうだが、前線からの選手が素早い切替をしてくれて、守備に貢献してくれていることが守備陣の助けになっている。チームとして攻撃から守備への意識があることが大きい。それを踏まえて明日の試合も無失点で抑えられるように意思統一していきたい。前回の試合では前半の23〜24分くらいにタジキスタンの決定機があったが、そこで権田がビッグセーブをしてくれて無失点に抑えられた。ミスが起きる可能性は必ずあるので、チームとしてカバーしていけるようにしたい。」

―キルギスには日本人がかなり多く住んでいるが、明日の試合にどれくらいの応援者が来てくれるか。また彼らに言いたいことは。
「明日の試合でキルギス在住の日本人、また日本人のサポーターがどれくらい駆けつけてくれるかは分からないが、スタジアムまで来てくれるサポーターの皆さんに喜んでもらえるように、笑顔になってもらえるようにベストを尽くして結果を出したい。またスタジアムには来ていただくことができない日本人のサポーターの皆さんもたくさんいると思う。メディアの皆さんを通してサポーターの皆さんにも喜んでもらえるように、勝利して笑顔になってもらえるようにしたい」

―キルギスチームの中で誰かをご存知か。キルギスのチームについてどう思うか。
「キルギスは先ほども伝えたが、チームとして規律のとれた相手。素早いカウンターアタックもできるし、サイドからの攻撃と、攻撃のバリエーションも持っている。チームとして日本は粘り強く守備をしないといけないと思う。(選手個人については)もちろんスカウティングはしているが、試合で確かめたい」

(取材・文 竹内達也)

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