beacon

「君たちに謝りたい」本田がカンボジア代表の選手たちへスピーチ

このエントリーをはてなブックマークに追加

カンボジア代表を率いるMF本田圭佑

 カンボジア代表の実質的な監督を務めるMF本田圭佑(フィテッセ)が、19日に敵地で開催されたカタールW杯アジア2次予選の香港代表戦(●0-2)後、ロッカールームで選手たちにスピーチを行った。その一部を有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』が伝えている。

 初白星を目指し、同じ未勝利中だった4位香港のホームに乗り込んだ最下位カンボジア。後方でボールをつなぎながら相手の隙をうかがったが、深く引いた守備を崩せず、前半20分にカウンターから先制点を許した。後半33分にはキャプテンでセンターバックのビサルが2枚目のイエローカードで退場。同38分にも失点を喫したカンボジアは香港に0-2で敗れ、通算1分4敗となった。

 厳しい結果が続いているが、本田は今回のゲーム内容に一定の手応えを得ているようだ。試合後にオランダへ戻るため、スタジアムから空港へ向かわなければならなかったカンボジア指揮官は、ロッカールームで選手たちに次のように語った。

「率直な俺の意見を伝える。試合には負けた。だが、俺のフィーリングでは、俺たちのプレーは悪くなかったと感じている。たくさんチャンスを作れなかったが、ほとんどスペースがなかったため、崩すのは簡単ではなかった。彼らは深い位置でずっと引き、守備に専念していた」

「君たちに謝りたい。君たちにいい結果をもたらせなかった。君たちはベストを尽くした。いいプレーをした。少なくとも俺に、トレーニングで何に取り組んだかを試合で見せてくれた」

 初勝利には届かなかったものの、本田は試合に臨む選手たちの姿勢とその戦いぶりを評価。そして自戒を込め、結果につながらなかった自身の采配を謝罪した。

 次節は来年3月26日に開催され、カンボジアは敵地でバーレーンと対決する。

※有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』(https://www.mag2.com/m/0001678906.html)のコメントは許可を得た部分を使用しています。

●海外組ガイド
●カタールW杯アジア2次予選特集ページ

TOP