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「ACL優勝とJ2降格回避どちらが重要?」浦和・大槻監督の答えは…

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公式会見に出席した大槻毅監督

 浦和レッズは24日、埼玉スタジアムでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦のアルヒラル(サウジアラビア)戦に臨む。大槻毅監督とFW興梠慎三が出席した前日公式会見の内容を、クラブ公式サイトが伝えた。

 9日に敵地で行われた第1戦を0-1で落とした浦和。2年ぶり、そして史上初となる3度目の優勝に向け、第2戦でスコアをひっくり返す必要がある。チケットはすでに完売。浦和サポーターの大きな後押しを受けると予想される中、タイトル獲得を目指してアルヒラルを迎え撃つ。

 大槻監督は運命の一戦を前に「こういう大きな試合を迎えて、非常に高ぶる気持ちと共に、いろいろなことに適応して、いいゲームができるようにと強く思っています」と闘志を燃やし、興梠も「明日は6万人近くのファン・サポーターがスタジアムに足を運んでくれます。その人たちのためにも、全力で戦い、優勝できるようにがんばりたいと思います」と意気込みを示した。

 浦和は現在、J1リーグ戦で16位湘南と勝ち点4差の13位。アジア制覇に迫るACLとは対照的に、国内では苦戦を強いられている。質疑応答では「明日のタイトルを獲ることと、J2に降格しないことのどちらが重要か?」という質問も飛んだ。

 これに対し、大槻監督は「いつも、選手にもスタッフにも言っています。次のゲームが、いつも我々が最大に努力しなければいけない試合です。まずは次の試合に100パーセントを尽くす、それだけです。明日の試合のことだけを考えています」と冷静に回答した。

 浦和は優勝するために得点が求められると同時に、アウェーゴールを与えないことも大事なテーマとなる。このシチュエーションについて指揮官は「そこに対して、ゲームのコントロール、我々自身をコントロールするところ、そこが相手のパフォーマンスとの兼ね合いで、どのように流れていくかということだと思っています。当然、コントロールということで、抑制するということではなく、どこでいろいろなものを発動させるというか、爆発させるかも含めて、そういったところもコントロールすることが非常に重要になると思います」と語った。

 また、攻撃の中軸を担う興梠は「アウェーで0-1で負けましたけど、その時の僕たちの戦いと、明日する僕たちの戦いは全く別人のチームになると僕は思っています」と主張。「2点以上取らなければいけないという状況の中、もちろん前から行きますけど、バランスを崩さず、1点取られてしまうと3点取らないといけない厳しい状況になりますが、一人ひとりがこのタイトルを獲りたいと強く思っていますので、サッカーですのでどちらに転ぶかは分かりませんが、全力でハードワークして戦いたいと思います」と大一番を見据えた。

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