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マジョルカ久保建英が下部組織時代の古巣、バルセロナと初対決…因縁の構図に大手メディアも注目

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バルセロナ下部組織時代のMF久保建英

 リーガ・エスパニョーラで次節、マジョルカは敵地カンプ・ノウでバルセロナと激突する。

 マジョルカの日本代表MF久保建英にとっては、下部組織時代にプレーしたバルセロナへ対戦相手として帰還する形になるが、この状況にスペイン語圏を幅広くカバーする大手メディア『ESPN』のスペイン版が特集記事を組んでいる。

 記事では「FIFAの規定により、久保は2015年にバルセロナの下部組織から去らなくてはならなかった。彼は2019年夏、レアル・マドリーへと加わることに。レンタル先、マジョルカの選手となって、バルセロナへと戻ることになった」と伝えた。

「2009年、バルセロナのアカデミーが日本で主催したキャンプにおいて、久保は突出した才能を披露し、バルセロナの下部組織に加わることになった。ラ・マシアで彼は優れた才能の一人として著名になり、“日本のメッシ”とも呼ばれた」

「かつてはアンス・ファティと同じカテゴリーでプレーしていた久保は2015年、成人に達する年齢まで日本に戻ることを余儀なくされた」

「2019年6月、18歳になった久保を呼び戻すため、バルセロナの関係者は本人に接触したと見られる。5年契約を提示したとも伝えられたが久保はこの話を受け入れず、その直後にレアル・マドリー行きを決めた。こうして“日本のメッシ”はバルセロナ期待の星から、レアル・マドリーのスターとなった。その後、マジョルカに貸し出される運びとなっている」

 この久保の動きについて、バルセロナのカンテラでかつて指導したエルスカル・エルナンデス氏は「彼は素晴らしい才能を秘めた選手であることは確かだ。バルセロナ側が提示した条件は、後にレアル・マドリーからもらうオファーに比べて、とても評価の低いものだった。だから彼は自らマドリード行きを決めたんだ」と証言している。

 また、エルナンデス氏は久保がマジョルカの選手としてカンプ・ノウで戦うことについて「きっと彼には特別なモチベーションがあるだろうね」と続け、久保の活躍に期待を寄せている。

 マジョルカは次節、7日に王者バルセロナと敵地カンプ・ノウで戦う。バルセロナの下部組織育ち、久保はバルサトップチームとの初対戦で、改めて才覚を示すことができるのだろうか。

 バルセロナvsマジョルカの一戦は日本時間7日29時キックオフとなる。

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