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英紙記者が横浜FMとポステコグルーの“信念”を絶賛「多くの批判にさらされたこともあったが…」

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横浜FMを優勝に導いたアンジェ・ポステコグルー監督

 英紙『ガーディアン』が、明治安田生命J1リーグ優勝を果たした横浜F・マリノスについて特集記事を組んだ。

 昨シーズンにアンジェ・ポステコグルー監督を招へいした横浜FM。ボールを保持して試合を支配するスタイルを持ち込んだオーストラリア人指揮官の下、初年度は残留争いに巻き込まれるなど苦しい1年となった。

 しかしそのスタイルをクラブ、選手たちが信じて継続すると、今シーズンに花開くことに。終盤は怒涛の7連勝で、15年ぶりの栄冠をつかんでいる。

 優勝が決まった最終節を現地で取材したデイビッド・アレグレッティ記者は、「ポステコグルーがおとぎ話を完成させた」とし、横浜FMとポステコグルー監督の“信念”が実を結んだことを称えた。

「昨シーズンの降格回避から、Jリーグチャンピオンへ。この好転は目覚ましいものに他ならない。日本のトップリーグで、これだけ短い時間での躍進は起きたことがない」

「そして、彼らはスタイルを信じてそれをやり遂げた。ポステコグルーは悪名高い保守的なリーグへ、攻撃的で野心あふれるフットボールという新たなブランドを持ち込み、途中から日本の評論家やファンの心とリスペクトを掴んだのだ。特に、スタンドで彼のチャントを歌う横浜サポーターの心を」

「多くの批判にさらされたこともあったが、彼はハイリスクながらリターンも大きい哲学を守った」と続けると、「横浜は、過去の結果よりも持続的な構築を優先する時間を得れば、魔法を生み出すことのできるポステコグルーを信頼し続けた」と、クラブが指揮官のスタイルを信じ続けたことが、リーグ制覇に繋がった大きな要因だと綴っている。

「速く、どう猛で、攻撃的なフットボール。勇気、スピード、迷いがない。ボールを持ち、後方からプレーを開始。プッシュし、プッシュする。ボールを動かす。攻撃する――。これがアンジェのフットボールだ」

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