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遠藤航の安定感に大満足のシュツットガルト監督「何をすべきか正確に突き止めている」と絶賛

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指揮官がMF遠藤航を絶賛

 シュツットガルトは現地時間16日に行われるブンデスリーガ2部第17節でダルムシュタットと対戦。13日に試合に向けた記者会見が開かれ、そのなかでティム・ワルター監督は日本代表MF遠藤航のプレーについても触れた。

 夏に買い取りオプション付きのレンタルでベルギーのシントトロイデンから加わるも、なかなか起用されず。先月3日の第12節ディナモ・ドレスデン戦の終盤にようやく新天地での初出場を迎えると、同24日の第14節カールスルーエ戦以降の3試合はフル出場が続き、今は1シーズンでの1部復帰を目指すシュツットガルトで定位置を確保している。

 ワルター監督は前節ニュルンベルク戦(3-1)に向けた会見では「彼は非常に遅い時点にチームに合流した。それからはインターナショナルウィーク毎に何度も日本代表チームへと向かっていたため、彼を実戦でそのポジションで試す機会がなかったんだ」と以前は起用を見送っていた理由を説明すると、「ここ2試合は上手くやってくれた。なので、そこ(ボランチポジション)においては継続性を期待しても良いはずだ」と控え目ながらも一定の評価を口にした。

 スベン・ミスリンタートSD(スポーツディレクター)主動の補強であることも知られる遠藤だが、監督も加入当初は多く語ることはなくやや懐疑的なコメントを述べ、先週の会見でも遠藤のパフォーマンスを褒め称えることはなかった。しかし、ここに来て何かが吹っ切れたように背番号3を手放しで絶賛。地元メディアの記者に遠藤に関するコメントを求められると、ワルター監督は次のように返している。

「彼こそ私が先ほど指摘した安定感を持ち備えている。彼はここ3週間、コンスタントなレベルでプレーしてきた。それこそ我々に必要なものだ。彼は何をすべきか正確に突き止めていて、与えられたタスクについても正確に理解している。ザントハウゼン戦(1-2)のように、完璧ではなかったにも関わらず、それでも優れたプレーを見せてくれた試合でも、我々が必要とするものをピッチに持ち込んでくれている。だから、ワタルにはものすごく満足しているよ。彼は我々のゲームにバランスを加えてくれるのだからね」

 3試合のフル出場でワルター監督の信頼を完全に勝ち取った様子の遠藤。シュツットガルトでは負傷しない限り、起用され続けるような絶対的な主力選手になりつつあるかもしれない。

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