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森保監督は「我慢」を称賛も…A代表デビューMF仲川「積極性も見せないと」

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無得点に終わった日本代表MF仲川輝人(横浜FM)

[12.14 E-1選手権 日本5-0香港 釜山九徳]

 立ち上がりこそ次々にしかける場面が見られたものの、徐々に相手の対策に屈する形でボールを受けられなくなった。日本代表MF仲川輝人(横浜FM)は「シュートまで行けるシーンもなかったというか、自分でもっと貪欲にボックスのところで仕掛けていく積極性も見せないといけない」と課題を口にした。

 前半早々に右サイドに流れてチャンスを誘うと、同8分には混戦の中で浮き球を拾ってクロスを供給し、DF菅大輝(札幌)の先制ゴールを導いた。それでも以降は相手のセンターハーフ3枚がシャドーの選手をマンツーマン気味にケアするようになり、思うようにボールを引き出すことができなかった。

 森保一監督は試合後の会見で「あのポジションでなかなかボールを受けられずに少しストレスがたまるような展開だったと思う」と仲川への配慮を口に。その上で、ノーゴールには終わったものの「相手の3ボランチがわれわれのシャドーに着いてきていたので、そこで我慢して相手を引き付けてくれて、他の選手へのパスコースを作ってくれた」と称えていた。

 もっとも、仲川にとっては「結果が欲しい」という一戦。守備では「マリノスでもこだわっている」というプレスバックに手応えを掴んだようだが、「リスクを冒す場面も大事というか、やっていかないと結果につながらないので、そこが見えた自分の課題」とA代表で生き残っていくための働きには悔いを残していた。

(取材・文 竹内達也)
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