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ダメ押しゴールの神戸FW古橋「絶対に決める気持ちでいた」

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[12.21 天皇杯準決勝 神戸3-1清水 ノエスタ]

 悪い流れを断ち切るゴールとなった。3-1の勝利を収めて初の決勝進出を果たしたヴィッセル神戸FW古橋亨梧は「チームに少しでも貢献できた」と安堵の表情を浮かべた。

 前半13分にMFアンドレス・イニエスタ、同33分にFW田中順也のゴールで2点を先行した神戸だったが、ここで乗り切れない。ミスから決定機を“プレゼント”するだけでなく、同38分にはMFジュニオール・ドゥトラに決められて1点差に詰め寄られる。後半に入っても好機を生かせずに追加点を奪えずにいると、同24分には再び決定機を“プレゼント”。しかし、GK飯倉大樹のビッグセーブに救われると、古橋が大きな仕事をやってのけた。

 左サイドでMF山口蛍からMFアンドレス・イニエスタがボールを呼び込むと、古橋はギアを上げて前線へと駆け上がる。「相手SBとCBの間」にポジションを取ると、イニエスタから足下に吸い付くようなパスが供給される。「パスが来たら絶対に決める気持ちでいた」という男は、「ファーストタッチで良いところに持っていけ、ツータッチ目で相手のバランスを崩すことができた」とPA内に持ち込み、右足のシュートでゴールを陥れてダメ押しとなるチーム3点目を奪取した。

「良い時間が続かなかった。何度もチャンスがある中で、それを決め切れなかったから自分たちでクビを締めていた部分はあった。でも、そこで3点目を決められたことで、チームに少しでも貢献できたと思う」

 チームが悪い流れに陥っていた時間帯での得点に、「そこで決め切る力をつけられたのは、個人として少しは成長できたと思う」と胸を張った。

(取材・文 折戸岳彦)
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