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「ゴール決めてこいよ」…17歳FWがルカクの優しさに感謝

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インテルFWセバスチァーノ・エスポージトにボールを渡すFWロメル・ルカク

 セリエA初ゴールを記録した。インテルの17歳FWセバスチァーノ・エスポージトは歓喜を爆発させた。

 2002年7月2日生まれの17歳は、21日に行われたセリエA第17節ジェノア戦で先発出場。2-0で迎えた後半19分にはPKキッカーを任されることになったが、そこにはFWロメル・ルカクの優しさがあった。

 PA左で突破を図ったMFロベルト・ガリアルディーニがMFケビン・アグデロのファウルを誘ってPKを獲得。キッカーを務めるべく、ボールを持ってペナルティースポット前に立っていたルカクは、振り向くと、後方のエスポージトへボールを投げて渡す。ボールを受けたエスポージトは握手をしてキッカーを譲り受けると、右足のシュートでネットを揺らしてセリエA初ゴールをマークした。

 喜びを爆発させた17歳はゴール裏のサポーターの下へと駆け寄ってガッツポーズ。PA外で見守っていたルカクは拍手をして祝福し、ゆっくりとエスポージトへと向かっていって抱擁をかわした。

 イタリア『トゥットスポルト』によると、「ゴールは母に捧げる。感動したよ」とエスポージトは試合後に母親とセリエA初ゴールの喜びを分かち合った。また、キッカーを譲ってくれたルカクに対し、「彼は素晴らしい人間だ。感謝しないといけない。彼は『ゴールを決めてこい』と言ってくれたんだ」と感謝を示している。

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