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宿敵共同オーナー就任以降、イブラ像への破壊行為がエスカレート…今度は鼻が消滅

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 多くの被害に遭うズラタン・イブラヒモビッチの銅像だが、今度は鼻が削ぎ落とされた。

 今年10月、プロとしてのキャリアをスタートさせた地、マルメの新旧スタジアムの間に登場したイブラヒモビッチの銅像。23個もの主要タイトルを獲得し、スウェーデン代表としても歴代最多得点記録を有するなど、その功績を称えるために設置されていた。

 しかし、今シーズンいっぱいでメジャーリーグ・サッカー(MLS)のLAギャラクシーからの退団が決まり、新天地に関する注目が集まるイブラヒモビッチのある行動が火種に。同選手は11月末にスウェーデン1部に所属し、古巣マルメのライバルでもあるハンマルビーIFの共同オーナーになることが発表された。

 これを受け、古巣マルメサポーターは激昂。一部のサポーターは暴徒化し、イブラヒモビッチ像の破壊行為に及ぶ。のこぎりを使って銅像の足部を切り落とそうとした跡も見つかり、トイレの便座がかけられ、花火を使って砲撃を受けるなど行為はエスカレート。さらに、銅像の足元には“死ね、ジプシー”と書かれ、またストックホルムの自宅にも“裏切者”とペイントされていた。

 そして、今回の破壊行為では、ついに“神”の顔の一部が犠牲に。スウェーデンの英雄であるイブラヒモビッチの鼻が切り落とされる事態にまで陥っている。

 銅像の制作者や地元警察は破壊行為を止めるようにマルメサポーターに求めているが、怒りに満ちた破壊者の行為はいつまで続くのだろうか。
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