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連覇へ前進!青森山田が前半3発で逃げ切り成功!!昌平後半追い上げるも届かず

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青森山田が前半に奪った3得点で逃げ切った(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.5 高校選手権準々決勝 青森山田3-2昌平 等々力]

 第98回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が5日に行われ、等々力競技場の第1試合では、王者・青森山田高(青森)が昌平高(埼玉)との注目対決を3-2で制し、また一歩連覇へと前進した。

 両チームは一昨年のインターハイ2回戦でも対戦。その時は前半14分までに青森山田が2点をリードしながらも、その後の4得点で昌平が大逆転勝利を飾っている。互いにJリーグ内定選手を抱えるチーム同士の決戦を見届けようと、等々力競技場には多くの観衆が詰めかけた。

 試合前から青森山田が“先手”を奪った。コイントスで青森山田の主将MF武田英寿(3年/浦和内定)はコートチェンジを選択。前半は直射日光を避ける作戦に出た。

 前半も青森山田が完全に主導権を握った。前半8分にカウンターから武田が抜け出した場面はDF柳澤直成(3年)が何とか対応したが、同10分、MF松木玖生(1年)の右クロスからMF浦川流輝亜(3年)がシュート。一旦はGK牧之瀬皓太(3年)の好セーブに遭うが、跳ね返りを浦川が左足で押し込み、先制点を奪う。

 さらに青森山田は前半19分、武田との競り合いから柳澤がクリアを試みると、これがMF後藤健太(3年)へのパスになってしまう。後藤が難なく蹴り込んでリードを広げると、前半終了間際には浦川の左クロスに走り込んだ武田が頭で流し込み、18年インハイの対戦では奪えなかった3点目を奪った。

 ただ前半ほとんどいい所のなかった昌平も後半9分、MF古宿理久(3年/横浜FC内定)のパスミスを奪ったFW小見洋太(2年)がドリブルで持ち込んでスルーパス。ゴール前に抜け出したMF須藤直輝(2年)がしっかりと決めきり、反撃の1点が生まれる。直後には主将MF大和海里(3年)を今大会初出場させる。須藤をトップ下にして攻撃に厚みを持たせていく。

 しかし青森山田は慌てない。後半18分にFW田中翔太(3年)の右クロスから武田がGKと1対1。これをかわして迎えたシュートチャンスはDF柳田亘輝(3年)にブロックされたが、攻守の切り替えをしっかりと意識しながら、昌平に反撃の機会を与えない。

 昌平は後半25分に後半11分から出場させていた大和を下げてFW山内太陽(3年)を投入。最初から15分間の限定的な出場を予定していたと思われる。主将の“想い”を注入した昌平は後半35分、MF鎌田大夢(3年/福島内定)のロングパスでGKと1対1を作った山内が右に流れながらも気持ちで流し込み、1点差に迫る。

 後半38分から昌平は鎌田に代えて、3回戦で試合終了間際に決勝点を奪ったMF篠田大輝(1年)を投入。奇跡の同点弾を目指す。しかし試合はこのまま3-2で青森山田が逃げ切りに成功。11日に埼玉スタジアムで行う準決勝では、このあと行われる帝京長岡高(新潟)対仙台育英高(宮城)の勝者と対戦する。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2019

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