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「どんなFWでも抑えられる」青森山田DF藤原優大、エース晴山をゼロ封

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青森山田高DF藤原優大(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.11 選手権準決勝 青森山田高 2-1 帝京長岡高 埼玉]

 シュートミスに助けられる場面こそあったものの、得点王候補の相手エースFW晴山岬(3年)をノーゴールに抑え込んだ。安定した対人戦と判断力の優れた配球で存在感を放った青森山田高DF藤原優大(2年)は「キーマンになると思っていたけど、得点させなかったのはすごく良かった」と手応えを語った。

 前回大会は1年生ながら埼玉スタジアムのピッチを経験。準決勝、決勝のいずれも終盤での守備固めという時限起用だったが、優勝の歓喜をフィールド上で迎えるという栄誉に恵まれた。

「去年を経験した人があまりいない状況のなかで、自分はピッチに立たせてもらっていた。その経験は今年に入って何回も活きてきた。それを周りの人に伝えたり、去年の経験を活かしたりというのは絶対にやらないといけないと思っていた。経験させてもらったことを今年につなげないと、去年経験した意味がない」。

 そんな17歳は絶対王者の主力センターバックとして、一回り成長した姿で埼玉に帰ってきた。高い技術と巧みな体使いを誇る晴山に対応で後れを取る場面もあったが、すぐにプレッシャーをかけ直してゴールは割らせず。終盤には落ち着いたボール奪取から、周囲の動きをしっかり察知したロングボールでチームの陣地を回復していた。

「今日も素晴らしいFWとやれて楽しかった。その中で抑えたり、抜かれなかったりしたのは自信になっている。今日も晴山がキーマンになると思っていたけど、得点させなかったのはすごく良かった」。準決勝の一戦を前向きに振り返った背番号5は「次も強豪になるけど自信はあるし、どんなFWでも抑えられる自信はある」と力強く語った。

 ここまでは「周りからいい意味で期待されていて、決勝までは行けるって思われていた中、それでしっかり力を発揮できたのは収穫」というポジティブな結果を残してきた。しかし、決勝にたどり着いた以上は「ここまで来たら優勝するしかない」といい、ここで満足して終わるつもりはない。

「決勝ではあるけどそういうのは関係なく、自分たちが一年間積み上げてきたものはどのチームよりもあると思う。積み上げてきたものを全て発揮できれば絶対に負けない。相手の対策はもちろん、それをした上で自分たちのやるべきことをやれば絶対に勝てる」。落ち着いた姿勢を崩さない2年生CBは積み上げてきた自信を胸に、最後の一戦へ挑む。

(取材・文 竹内達也)
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