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“東京ダービー”で一際目立ったFC東京U-18MF常盤亨太「プレミアでも、J3でも絶対に相手を圧倒して行くこと」

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FC東京U-18MF常盤亨太

[2.2 東京都CY U-17選手権決勝L FC東京U-18 2-2 東京Vユース 東京ガス武蔵野苑多目的G]

 後半36分に追いつき、試合終了間際には決定打を連発した。だが、FC東京U-18は勝ち越し点を奪うことができず、2-2で引き分け。東京Vユースに得失点で劣り、グループ2位で3位決定戦へ回ることになった。

 中村忠監督は「もっと上手く、もっと賢くやらないといけない」と指摘する。チームは今年からより自分たちでボールを保持し、意図的にゴールを奪いに行くサッカーへシフト。その中で前半はボールを動かす部分、攻守の切り替えの速さなどで相手を上回って先制したが、2点目を奪うことができず。後半は劣勢に陥ってしまう。流れが悪い中で選手間の狙いもバラバラになってしまい、白星を引き寄せることができなかった。

 キャプテンマークを巻いたMF常盤亨太(2年)は「(東京Vユース相手に)五分五分以上にボールを持って、前半は決定機も作れたと思うんですけれども、最後の質がまだまだ足りない。前半で2、3本普通に決めきれたら普通にゲームを進められたかなと思います。やりたいことはできたんですけれども、最後の最後の質が全然足りなかった」と悔しがった。

 ホームグラウンドで白星とグループ1位を勝ち取ることはできなかっただけに、全く満足の行く結果ではない。だが、ユース版「東京ダービー」で印象的なプレーをしていた選手たちも少なくない。特に目立つプレーをしていたのが常盤だ。年上の選手が交じってプレーしているかのような動きと働き。球際の強度、切り替えの速さはタレントたちの中でも抜きん出ていた。

 中盤中央で混戦になると、その多くは常盤がボールを持ち出す形で前へ。前半30分には自らのインターセプトから状況を良く見てPAのMF角昂志郎(2年)へループパスを通し、先制点をアシストした。前半は圧倒的と言えるような45分間。だが、全てのボールを奪えなかったこと、また後半に支配力を維持できなかったことを悔しがる。

「自分はそこ(切り替えの速さや強度)が特長で試合に出させてもらっているんで、チームで一番声を出して献身的にボールを奪いに行って、ボールを奪ってからすぐ攻撃に繋げて一番走ってという、そこはできていたかもしれないですけれども、もう一段階レベルを上げないと。この相手だったら自分が『余裕で全部奪いますよ』。それくらいのレベルに行かないといけないかなと感じました」。チームの意思疎通ができない時にまとめるのもリーダーの役割。得点を獲れなかったことも反省したMFは、このゲームで見えた課題を今後に活かす。

 目標はトップチーム昇格だ。そのためにはプレミアリーグ、J3で結果を残さなければならないことを理解している。「J3に呼ばれたら自分がチームで一番やってやるというくらいの気持ちで、J3の相手を圧倒できてようやくJ1のプロになれるかなれないかのスタートラインだと思うので、そこはプレミアでも、J3でも絶対に相手を圧倒して行くことを目指してやっていきたい」。強みとされる守備に加えて、攻撃時のポジショニングや前向きなプレーも向上。それだけでなく、自分が得点を奪うことにもこだわりながら、大事なシーズンを過ごす。

(取材・文 吉田太郎)

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