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ザック氏が語る2020年ミラノダービー「決戦にはならない。なぜなら…」

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アルベルト・ザッケローニ氏がミラノダービーについて語った

 元イタリア代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が23日、ミラノ市内で行われたイベントに出席した際にミラン情報サイト『MilanNews』のインタビューに応じ、ミラノダービーなどについて自身の見解を示した。

 2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)で日本代表を率いたザッケローニ氏は、母国イタリアではユベントスインテルなどビッグクラブの指揮官を歴任。1999年には、ミランを率いてスクデットを獲得した経験も持つ。そんなザック氏が今週末の9日に行われる古巣同士の一戦、ミラノダービーについて自身の考えを明かした。

「決戦になるとは思わない。なぜならミランは大きな野望を抱いていないからね。インテルは監督を変え、チーム(メンバー)を大幅に代えて、順位表で好位置につけているし、明らかにより良い状態で臨んでくるだろう。一方のミランは望ましくない状態で臨むことになる。満足のいく成績を収めておらず、監督が交代してまだチームのアイデンティティを模索している段階だ」

 またザッケローニ氏は、ミランの問題点について指摘。状況の打開は、新加入のFWズラタン・イブラヒモビッチの力だけでは不十分であると語った。

「近年と比較しても選手のほとんどが平均以下のパフォーマンスしか示していない。個人のパフォーマンスの総合が結果につながることが多いので、プレーのレベルを上げる方法を見つけなければならない。イブラはもちろんパーソナリティをもたらし、チームの支柱になった。彼はボールを要求するので、攻撃に転じたらイブラにボールを渡せばよい。精神的負担がかなり減る。だがイブラだけでは不十分。選手全員がレベルを上げられるかがカギになる」

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