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日本高校選抜から年代別代表入りへ。横浜FC加入のMF古宿理久「ここで自分らしさを」

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MF古宿理久(青森山田高3年/横浜FC加入)は挑戦心を持って、日本高校選抜を牽引する存在へ

[2.6 練習試合 日本高校選抜 2-4 流通経済大]

 1本目はチームとしても、個人としても悪い入りをしてしまった。「みんなも遠慮しているし、自分も結構迷うところがあった」というが、MF古宿理久(青森山田高3年/横浜FC加入)はそこから立て直し、3本目途中からは日本高校選抜を牽引するようなプレー。守備の強度や攻守の切り替えの速さの部分、視野を持ちながら攻撃を組み立てる部分など、自分の特長を表現していた。

 19年度は青森山田のボランチとしてプレミアリーグファイナルを制し、選手権も準優勝。19年度のナンバー1クラスと言えるチームの中心人物としてプレーしてきた。そして、すでにプロの世界へ飛び込んでいるだけに、この日対戦した流通経済大のような年上の選手にも負けられないという思いを持っている。

 8日の「NEXT GENERATION MATCH」で対戦するのは横浜FMユース。ライバルクラブのユースチームは「絶対に負けたらいけない相手」だと感じている。だからこそ、ボールを大事にしながら攻める日本高校選抜の中で、自身の特長であるサイドチェンジなどでアクセントを加え、チームメートの良さを引き出していく意気込みだ。

 自身にとって、日本高校選抜は年代別日本代表、その先のステージへの登竜門だ。「まずはメンバーに入ることが大事ですし、(欧州遠征メンバーに入って)ドイツで活躍したらどこのスカウトが見ているか分からないですし、海外に目を向けることもできると思うので、自分はまず代表を狙っているんですけれども、ここで自分らしさを出して1試合1試合やっていきたい」。挑戦心とプロとしてのプライドを持って臨み、必ず評価を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

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