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帝京長岡勢が横浜FMユース相手にみせた意地…「これは厳しいなと思ったのがマリノスだけだった」

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田中克幸

[2.8 NEXT GENERATION MATCH 横浜FMユース 3-2 日本高校選抜 埼玉]

 利き足とは逆だったが豪快に決めた。高校選抜のMF田中克幸(帝京長岡高3年)は左からのクロスをエリア内で受けると、切れ味抜群の切り返しで相手DFを外す。「得意な位置でパスが来た。普段通りの形です」。迷わず右足を振り抜くと、反撃の1点が決まった。

 帝京長岡勢にとって、横浜F・マリノスユースは意識しないわけにはいかない相手だった。昨年12月13日に行ったプレミアリーグ参入をかけたプレーオフ1回戦で、帝京長岡は横浜FMユースに1-4で完敗していた。田中も「すごく心に来たというか、高校生とやっていて、これは厳しいかなと思ったのがマリノスだけだった」と悔しさを思い返す。

 その反省を高校選手権では新潟県勢として初のベスト4に勝ち上がる快進撃に繋げていたが、借りはやはり直接でしか返せない。終了間際のFW晴山岬の得点含め、帝京長岡勢4選手が出場していた後半の2得点は彼らの意地だった。

「選手権の前に強い相手と出来たことで守備の意識が変わった。それが選手権のああいった結果に繋がったのかなと思います。それとこうやって選抜で帝京の仲間とやれるというのは凄くいいこと。今後別々の道に進んでも、代表で集まれれば一番いい。そこに向けて頑張りたいと思います」

 田中個人としては選手権の活躍もあり、大会後にスペイン遠征を行ったU-18日本代表に招集。海外勢を相手に貴重な経験値を積んだ。ただ遠征ではノーゴール。収穫もあったが、課題も多かったと振り返る。

 高校選抜ではこのあと、欧州遠征を予定している。再び世界を体感するためにはさらに絞られるメンバーに残り続けないといけない。この日のゴールは大きなアピールになった。「海外遠征で磨いて、通用する部分を増やしていきたい」。発展途上のテクニシャンは更なる進化を目指す。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2019

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