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批判強まる酒井宏樹らを仏メディアが「幽霊」と紹介…「本物のプロだが、輝きを失った」

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マルセイユDF酒井宏樹

 マルセイユ加入後初めて難しい時期を過ごす日本代表DF酒井宏樹について、フランスメディア『La Provence』が特集を組んだ。

 2016年に名門マルセイユへと加入し、4年目を迎えた酒井。すでに公式戦出場数は144試合に到達し、左右サイドバックやセンターバックをこなしながら、チームに欠かせない存在としてプレーしてきた。

 しかし今季はパフォーマンスが不安定と指摘され、フランスでは批判が強まっている。アンドレ・ヴィラス・ボアス監督も直近リーグ戦2試合では先発から外すなど、名門加入後初めて苦しい時期を過ごしている。

 そんな日本代表DFについて、『La Provence』が特集。「サカイと(ケヴィン)ストロートマン:幽霊」と題し、「難しいシーズンを過ごす」と現状を紹介している。

「彼らは本物のプロフェッショナルで、パートナーに感銘を与え、模範的な態度を見せている。しかし年始以降、彼らは同じタイミングで輝きを失った。同時に先発の座も。この日本人はそこまで不安定さはなかったものの、ストロートマンに続いた。それをポルトガル人指揮官は忘れない」

 そして、「幽霊はたとえ自分たちのフォームを失っていても、常に準備ができている」とし、ヴィラス=ボアス監督のコメントを紹介。「とてもいい。過去2試合プレーしなかったが、非常によくやっている。心配などしていないし、彼らを必要としている。多くを与えてくれるし、国際的な経験も豊富だ」と、指揮官は信頼を示していることを強調した。

 また、酒井を左サイドで起用することは「彼の関係性を奪うもので、間違いなく犠牲になってしまう」と指摘。最後に元マルセイユのハビブ・ベイ氏のコメントを紹介。「彼のマインド、キャラクターには確信を持っている。この種の状況に立ち向かう能力もあるだろう」とし、困難な状況も乗り越える力はあると指摘している。

 マルセイユは12日のクープ・ドゥ・フランス準々決勝でリヨンに0-1と敗れたため、残りはリーグ戦のみに。現在2位と好調を維持しているが、酒井はレギュラーの座を取り戻し、批判の声を黙らせることができるのだろうか。

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