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19歳FWビニシウスが“メッシ超え”決勝弾!! R・マドリー、天王山クラシコ制して首位奪還

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決勝ゴールを決めたFWビニシウス・ジュニオール

[3.1 リーガ・エスパニョーラ第26節 R・マドリー2-0バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラは1日、第26節でレアル・マドリーバルセロナのエル・クラシコが行われた。スコアレスで迎えた後半26分、R・マドリーは19歳233日のFWビニシウス・ジュニオールが21世紀のクラシコ最年少ゴールとなる決勝点を挙げると、最後は後半アディショナルタイムに突き放して2-0で勝利。通算対戦成績を96勝52分96敗の五分に戻し、バルセロナを勝ち点で『1』上回ってリーグ首位の座を奪還した。

 ホームのR・マドリーは4-3-3。GKティボー・クルトワがゴールを守り、4バックは左からDFマルセロ、DFセルヒオ・ラモス、DFラファエル・バラン、DFダニエル・カルバハル。3センターはMFカゼミーロ、MFトニ・クロース、MFイスコが組み、右ウイングにMFフェデリコ・バルベルデを起用。左ウイングにFWビニシウス・ジュニオール、中央最前線にFWカリム・ベンゼマが入った。

 一方のバルセロナは4-4-2。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが最後尾に構え、左サイドバックには負傷していたDFジョルディ・アルバが復帰。DFサミュエル・ウムティティ、DFジェラール・ピケ、DFネウソン・セメドとの4バックを構成した。ダブルボランチにはMFセルヒオ・ブスケツとMFアルトゥール。中盤サイドは左にMFフレンキー・デ・ヨング、右にMFアルトゥーロ・ビダルが入り、2トップはFWリオネル・メッシ、FWアントワーヌ・グリーズマンの並びとなった。

 序盤は互いにミドルゾーンにコンパクトなブロックを敷き、そこから出足良くボールを奪い合う形。それでも徐々にR・マドリーが主導権を握り、両サイド攻撃からのクロスでチャンスをつくった。バルセロナも前半21分、グリエーズマン、メッシと繋いだボールがJ・アルバに渡り、グラウンダーでのクロスがグリエーズマンに入ったが、左足ダイレクトシュートは大きく枠を外れた。

 前半27分、守備時はサイドバック役も担うバルベルデが右サイドを駆け上がり、鋭いクロスを供給したがゴール前の味方には通らず。29分、イスコのスルーパスにビニシウスが反応し、ベンゼマを経由したボールがクロースに渡るも、ミドルシュートは枠外に飛んだ。バルセロナは33分、グリエーズマンのパスにアルトゥールが抜け出し、クロースを振り切ったが、シュートはクルトワがしっかり阻んだ。

 バルセロナは前半38分にもビッグチャンス。高い位置で最終ラインを固めるR・マドリーに対し、ブスケツの浮き球スルーパスに反応したメッシがフリーで抜け出す。しかし、なんとか戻ったバランがプレッシャーをかけると、メッシのシュートはクルトワの正面に飛んだ。その後も互いに決め手を欠いたままハーフタイムを迎えた。

 後半最初のビッグチャンスは後半11分のR・マドリー。マルセロのパスを受けたイスコが巻きながらの右足シュートを放ち、ドライブ回転でゴール右上隅を突いたが、ここはテア・シュテーゲンが驚異的な反応で弾き切る。さらにR・マドリーは16分、カルバハルのクロスにイスコが頭で合わせるも、テア・シュテーゲンとピケが揃ってカバーに成功した。

 マンツーマン気味に押し込むR・マドリーは後半18分、カルバハルのパスカットからペナルティエリア内に浮き球のパスが出るも、ベンゼマのボレーシュートは惜しくも枠を外れる。バルセロナは24分、ビダルに代わってFWマーティン・ブライスワイトを投入。直後にビッグチャンスを迎えたが、シュートはクルトワに冷静に防がれた。

 すると後半26分、優勢だったR・マドリーが試合を動かした。左サイドに開いて受けたクロースが斜めのスルーパスを送ると、絶妙なタイミングで抜け出したビニシウスが反応。右足シュートがピケに当たってゴールに入った。ビニシウスは19歳233日でのクラシコ初ゴール。メッシが持っていた19歳259日の記録を上回り、21世紀におけるクラシコでの史上最年少ゴールとなった。

 ビハインドとなったバルセロナは後半30分、メッシがスルーパスに抜け出しゴール前に駆け上がるも、マルセロのスライディングで決定機を逃す。終了間際にはテア・シュテーゲンが上がってセットプレーに備えるも、最後はR・マドリーの途中出場FWマリアーノ・ディアスがダメ押しゴール。2-0で勝利したR・マドリーがバルセロナを勝ち点で逆転し、首位を奪還した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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