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五輪イヤー初陣で3失点“完敗”…なでしこJ高倉監督「ダメな時間にダメな失点をした」

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3失点を喫したなでしこジャパン

[3.5 SheBelievesCup第1戦 日本女子1-3スペイン女子]

 スーパーゴールで一矢報いたが、終わってみれば完敗だった。日本女子代表(なでしこジャパン)の高倉麻子監督はスペイン戦の試合後、放送局のフラッシュインタビューに応じ、「収まりどころがなく、相手は収まりどころがあった。(日本は)攻撃の厚み、連続性がなかった」と振り返った。

 前半立ち上がりに左サイドを崩されて先制点を献上し、44分にはFW岩渕真奈の美しいボレーシュートで同点に追いついたが、後半に中盤のボールロストから裏を取られるという同じような形から2失点。なでしこジャパンの五輪イヤーは厳しい形でスタートした。

 高倉監督は「思った以上に重い感じがあったが、前半は悪いなりに1-1で帰ってきた。悪いなりにゲームを勝ち切ろうということで、攻守で修正点もかけて後半に入ったが、ミスがらみでダメな時間にダメな失点をしてしまった」と戦況を振り返った。

 欧州のリーグ戦期間中にあたる相手に対し、日本選手の大半が所属するなでしこリーグはシーズン開始前。選手たちの身体の重さを感じていたという高倉監督は「シーズン序盤だったのもあってフワフワしていた」と集中力にも課題を指摘する。

 ただ、欧米の強豪と対戦できる貴重な場。自国開催の大舞台を半年後に控える中、この機会を無駄にするわけにはいかない。9日にイングランド戦、12日にアメリカ戦を見据える指揮官は「中2日なので気持ちも身体も集中して臨みたい。この試合は後手になったので仕掛けていけるゲームになれば」と力を込めた。

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