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「突然Jリーグへ去った」Kリーグ歴代助っ人を振り返る韓国紙、“最大瞬間風速”として元G大阪FWを紹介

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全北現代時代のFWマグノ・アウベス

 韓国『聯合ニュース』が27年間にわたるKリーグの歴史を振り返り、過去に活躍した外国人選手を取り上げている。

 同紙は記事で「今年は新型コロナウイルスの影響でしばらく中断しているが、Kリーグは過去27年間で目まぐるしく走ってきた」と回顧。「韓国人選手だけでなく、新たなレベルのサッカーを備えた外国人選手の活躍があったからこそ、Kリーグはアジアのトップリーグに成長することができた」と指摘している。

 韓国プロサッカー連盟によると、27年間で886名の外国人選手(合計81国籍)がKリーグでプレーしてきた。その中で“最長寿外国人”はロシア出身のデニス・ラクチオノフ氏だという。

 ラクチオノフ氏は1996年に19歳で水原三星に加入し、複数クラブを渡り歩きながら13シーズンにわたってKリーグでプレー。攻撃的MFとして通算272試合に出場して57ゴール59アシストを記録し、2003年7月には韓国国籍を取得した。現在はロシア3部リーグで指揮官を務めている。

 同氏のように長く活躍した選手がいた一方で、「1シーズンのみプレーして去った数多くの外国人選手の中でも、記憶に残る活躍を見せた選手がいる」としてピックアップされたのが、ブラジル人のFWマグノ・アウベスだ。

 2003年に全北現代に加入すると、出場44試合で27ゴール8アシストを記録。カップ戦優勝をもたらしたほか、Kリーグベストイレブンやベストストライカー賞を受賞した。

 同紙は「まさに2003年、全州ワールドカップ競技場(全北現代の本拠地)を熱くした」「当時、強豪ではなかった全北を5位に引き上げた」と活躍を紹介し、「翌年に突然、日本のJリーグへと去った」としている。

 マグノ・アウベスはわずか1シーズンで全北現代を退団後、2004年から2005年まで大分、2006年から2007年までG大阪に所属。G大阪時代の2006年にJ1得点王とACL得点王を獲得し、2007年にはナビスコ杯(現ルヴァン杯)優勝に貢献した。

 その後、サウジアラビアやカタール、母国ブラジルの複数クラブを渡り歩き、44歳となった現在はブラジル下部リーグのアラゴイニャスでプレーしている。同紙は「ジャーニーマン(いくつものチームを渡り歩く選手のこと)として、44歳となった今も現役を続けている」と伝えた。

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