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ボルシアMG、選手たちが異例の”給与拒否”「職員を助けられるなら…」

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ボルシアMGの選手たち

 新型コロナウイルスの感染拡大によってクラブ財政に深刻な打撃があったとして、ボルシアMGの選手たちは給与の一部を受け取らない決断をしたようだ。ドイツ『Sportschau』によると、プロサッカー界で初めての例だという。

 ボルシアMGは19日、クラブ公式サイトにステファン・シパーズCEOとマックス・エバールSDの対談を公開。その中でエベールSDが「チームはクラブと職員を助けられるのならばと、給与を差し控えることを申し出た」と明かし、「私は少年たちをたいへん誇りに思っている。良い時も悪い時もわれわれはボルシアと共に立つ」と述べている。

 地元紙『ライニッシュ・ポスト』によると、選手たちが給与の受け取りを行わないことによって月に100万ユーロ(約1億1800万円)以上の資金が確保できる模様。それらはクラブの従業員に支払う資金に充てられる見込みだ。またマルコ・ローゼ監督らコーチングスタッフ、エバールSDら首脳陣も同様の手続きを取るという。

 ボルシアMGは今月、無観客試合の開催などで約200万ユーロ(約2億3600万円)の損失が出ていた。また今後もシーズン中断が続けば放映権料、スポンサー収入などにも多大な影響が出るとみられている。

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