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英下部リーグは再開ならず…全勝チームも“昇降格なし”「恐ろしい決定」

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 イングランドサッカー協会(FA)は26日、同国の実質7部以下にあたるリーグをただちに閉幕し、今季の昇降格を行わないことを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に対する措置。イギリス『BBC』によると、昇格がかかっていたクラブからは激しい批判の声が向けられている。

 イングランドにおけるサッカーカテゴリは、独立した組織であるプレミアリーグを最上層とし、プロクラブで構成されるチャンピオンシップ(実質2部)、リーグ1(3部)、リーグ2(4部)が控える。その下にはアマチュアも含まれるナショナルリーグ(5部)、南北制ナショナルリーグ(6部)があり、4地域制リーグ(7部)、7地域制リーグ(8部)と続いている。

 今回の決定は7部以下を対象としたもの。FAは「われわれの関心事は常にこの前例なき時代におけるクラブ、選手、スタッフ、役員、ボランティア、サポーターの安全と福祉だ」とした上で、「結果がどのように決定されるかについて最も公正な方法を検討してきて、この不確実な期間中の財政的インパクトも考慮に入れた」と決断の背景を説明する。

 一方、昇格をほぼ手中に収めていたクラブにとっては悲劇となった。『BBC』によると8部昇格がかかっていたチームは2つあり、中でもコンバインド・カウンティ・リーグ1部で27戦全勝を果たしたにもかかわらず昇格ならず。また7部にあたるノーザン・プレミアリーグ・プレミア・ディビジョンのサウス・シールズFCは2位に勝ち点13差をつけていたが、来季も残留が決まった。

 サウス・シールズFCのジェフ・トンプソン会長は自身のツイッター(@GeoffTChairman)を通じて「可能な限り強い言葉でFAに手紙を送るし、上訴を求めるか、法的措置をとろうと考えている」と不満あらわ。「この恐ろしい決定がもたらす結果がなんであれ、クラブは続いていく。ただし、この決定が大きな経済的な影響を持っていることは否定できない」と述べている。

 その上で「われわれは今季にあたり、多くの分野で多額の投資を行ってきた。昇格がなくなるのは来季の収益想定にも影響してしまう。サウス・シールズFCのサポーターやスポンサーに対し、私としては非常に残念だ、失望したというメッセージしかない」と述べ、やり場のない怒りを表現した。

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